本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

角屋という揚屋

2016年12月04日 | 芸術
昨日、京都の島原にある角屋(すみや)へ行ってきました。
角屋は揚屋(あげや)、今でいうと高級料亭にあたります。

     

その角屋、今は「角屋おもてなし文化美術館」として見学することができるんです。

私もよくは知らなかったのですが、江戸の吉原とは違って、遊郭ではありません。
花街と呼ばれ、食事や歌や踊りを供する格式高い料亭が、この角屋なんですね。

     

2階は撮影禁止ですが、1階はOKです。
建物、部屋の素晴らしさに圧倒されました。

特に2階、螺鈿を施した豪華な青貝の間、天井にたくさんの扇の絵がある扇の間など、素晴らしい。
障子や欄間、釘かくし等、工夫を凝らした造りに目を奪われました。

     

1階にて、松の間にある美しい襖絵を撮影。

     

松の間から見える庭の松と茶室の眺めが素敵。
絵師や俳人が、この部屋ですごしたこともあるそうな。

     

そして広い台所には「おくどさん」
こんな大きなかまどで炊いたごはん、さぞや美味しかったでしょうね。

     

一度この目で見たかった「島原の大門」も見ることができました。

日本国内に残る唯一の揚屋遺構「角屋」
係の方が部屋毎に説明をしてくださり、丁寧でわかりやすく面白かったです。
地元京都人ですが、なんだか小旅行している気分になりました。

さらっと見て帰るはずが、丁寧な説明に聞き入り、部屋の素晴らしさに感嘆し、長時間楽しめました。

昔の建築物、そしておもてなしの文化って、すごいですね。
とても貴重な体験でした。
京都にいても、まだまだ知らない名所があるもんです。

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