まっていたてがみ

シンプルで、とても心温まる絵本を読みました。

「まっていたてがみ」　セルジオ・ルッツィア

主人公レオは、村のゆうびんやさんです。

　　　　　

毎日、村のみんなのために手紙を届けるレオ。
でも、レオはまだ一度も自分あての手紙をもらったことがない。

レオくん、絵を見ただけでは何の動物かわからなかったのですが、いたちでした。

　　　　　

みんなに郵便物を配り、楽しそうに働いてる姿がいいです。
その反面、自分には手紙が届かないことを悲しがる姿がかわいそう。

そんなレオは、ある日ちいさな鳥に出会う。
ピピという小鳥とレオの暮らしの始まりです。
ここからのレオの日々は明るく、読んでいて楽しい。

　　　　　

イタリア出身の作者が描く色使いが、まろやかなカラフルさがあってイタリアの色っぽいなあ。

とてもシンプルなお話しなんだけど、それが、いいです。
他の者を思いやる優しい心を持った、いたちのレオ。
とても心温まる絵本でした。

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