本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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朗読っていいなあ

2022年02月26日 | 小説
本は目で追って静かに読むのが好きですが、朗読もいいですね。

昨日読み終えた本が朗読をテーマにした小説。
よかったです。

「遥かに届くきみの聲(こえ)」 大橋崇行

    

主人公は元子役の高校生透。
遥という女の子に無理やり朗読部に誘われ、しかたなく入部する。

実はトラウマをかかえている透の苦しみがヒシヒシと痛いぐらい伝わってくるけど…。
明るい遥にひっぱられて、なんとかなりそうになっていく。

ほろ苦くも清々しく心に響く小説です。

この本の朗読シーンで登場した中で印象に残ったのが…。

「宮沢賢治詩集」の「永訣の朝」
「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ作

本の解釈のしかたによって朗読者の読み方が変わる。
同じ詩、小説、絵本でも違う受け取り方になる。

朗読っていいなあ。
家族と戦争がテーマになっている「ちいちゃんのかげおくり」を読みたくなりました。

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