本とパンのあるくらし

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二十四の瞳

2019年06月22日 | 小説
名作とうたわれているにもかかわらず読んでいなかった小説『二十四の瞳』
岩波から出ている文庫本が気になり、読んでみました。

表紙絵は発表当時(1952年)の絵だと思われます。
レトロで雰囲気のある絵です。

『二十四の瞳』 壺井栄

    

瀬戸内の村に赴任してきた女先生「大石先生」
自転車でさっそうと現れる若い先生は、はつらつとしていてとっても魅力的。

先生にすぐにあだ名をつける好奇心旺盛な子供達は、可愛らしい。

昭和初期から戦後までの二十数年にわたる先生と生徒達のふれあいの物語です。

戦争の直接的な描写はないですが、切々と戦争の恐ろしさが伝わってきました。

懸命に生きていく子供達。
そんな子供達を思いやり見守る大石先生。

庶民の立場からみた戦争への怒りと悲しみを描いた名作です。

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