本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
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イギリス南東部、海沿いの村ブラッドウェル

2013年01月31日 | 児童書
私の好きな児童文学作家マイケル・モーパーゴさんの新しい本です。

「発電所のねむるまち」 絵 ピーター・ベイリー
物語の舞台はイギリスの海沿いの美しい村ブラッドウェル。
友達につきとばされてケガをしたマイケル少年、手当てをしてくれたのは変わり者といわれている女性ミセス・ペティグルーだった。
ペティグルーさんは海辺の湿地帯で鉄道客車を家にして暮らしていた。

   

ペティグルーさんはロバや犬達、たくさんの本にかこまれ、野菜を栽培し、自然豊かな海辺の湿地帯での日々をささやかに楽しんでいた。
マイケルはペティグルーさんと仲良くなり、自然の美しさにふれ生きる喜びというものを知る。
しかし、その湿地帯に原子力発電所が建設されることになり…。

   

原子力発電所という無機質で醜悪な建物が美しい村の景観を台無しにする。

原子力発電所が自然環境を破壊し、人の心までもをこわしてしまう…。

この本は美しい挿し絵と文章で原発の恐ろしさを描いています。

あらゆる国、あらゆる世代のかたに「今」読んでいただきたい本です。

ブラッドウェル村の原発は40年間操業し、今は廃炉作業中。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (bando)
2013-02-17 07:17:44
この本、私も読みました。
良かったです。
この本のように静かに訴えることが
今本当に大切なのかなと思います。
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はじめまして (こまち)
2013-02-17 14:26:09
bandoさんも、この本読まれたんですね。
いい本ですね。

原子力発電所こわいです。今は大阪でがれき処理をしていて京都までその汚染された空気が届いています。
世の中のおえらいさんたちは、何考えてるんでしょう。
理解に苦しみます。

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