馬越峠で関門までの貯金をどんどん使っていった。
体が動かなくなり心が折れている。
79キロの関門までの時間が1時間を切り、30分を切り、・・・。
関門通過は10分前。
馬越峠を越えれば、激下り。
「もうすぐ下りだ頑張れ」
という声援が飛ぶように、一般的に下りはランナーにとってうれしいもの。
でも、下りが苦手な私。そして79キロ進んできて心も体も消耗していた。
係の人に聞いた。
「次のリタイアポイントは87キロの関門ですか?」
「そうですね」
その瞬間に、リタイアを決めた。
私より後に通過した人でも79キロの関門をスタートしていく人が何人かいた。
その後ろ姿は輝いて見えた。
でも、今年はここで良しとしよう。
がんばった。
ただ、とても残念なことがあった。
数年前、35キロでリタイアした時の私は、
リタイアの仕方もわからず、収容バスの中でも茫然自失としていた。
今年、リタイアに慣れて冷静な自分がいた。
それは、とても残念なことだった。
体が動かなくなり心が折れている。
79キロの関門までの時間が1時間を切り、30分を切り、・・・。
関門通過は10分前。
馬越峠を越えれば、激下り。
「もうすぐ下りだ頑張れ」
という声援が飛ぶように、一般的に下りはランナーにとってうれしいもの。
でも、下りが苦手な私。そして79キロ進んできて心も体も消耗していた。
係の人に聞いた。
「次のリタイアポイントは87キロの関門ですか?」
「そうですね」
その瞬間に、リタイアを決めた。
私より後に通過した人でも79キロの関門をスタートしていく人が何人かいた。
その後ろ姿は輝いて見えた。
でも、今年はここで良しとしよう。
がんばった。
ただ、とても残念なことがあった。
数年前、35キロでリタイアした時の私は、
リタイアの仕方もわからず、収容バスの中でも茫然自失としていた。
今年、リタイアに慣れて冷静な自分がいた。
それは、とても残念なことだった。