ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

昨晩のセッティング

2010-04-23 11:57:07 | Weblog
昨日はノンディストーション主体の曲が多かった。
僕は、ストラトが愛器なので、いつでもあいつで
良い音を出したかったんですね。

で、ノーマルサウンドのセッティングでリハを始めた訳です。
ところが、バンドの出音が尋常でなくパワフルで
モニターからも自分の音をかえしてもらった。

すると音色が固めになり、実は非常に弾きやすくなったんですね。
それで安心してリハを進めた訳です。

ところが、数曲使うディストーションの曲をリハ始めた時に、
すでにありえないほど、いつもと違う音が出てしまった訳です。
つまり、モニターの音が、アンプの音をそのまま出してくれてなかった。

あせりました。しかし、リハーサルはほとんど終わっている。(苦笑)
みんなに休憩してもらって、セッテイングを始めたのですが、理想のサウンドにはほど遠い。

しかし、イコライザーが有ったので、まだ助かったのと現在のエフェクトが
素直な特性だったので、タッチは生きた。音は満足とは言えないけど
妙に弾きやすかったんです。で、先入観は捨てて
「ギターはハートで弾く!」と念じて弾きました。(苦笑)
エフェクトの数は、結構こういう危機的な状況を何とか最低限クリアする
防御策だったりします。録音ならディストーション1個というのもあり得るのですね。

さて普段、モニターは全然使わない僕です。
抜かりました。

今回の僕の得た教訓は
1)音にこだわるならモニターは使わない方向でパワフルなアンプを用意する。
2)真空管アンプは音量で音質も変わるので大きな音で音作りをする。
3)モニターから出した時に出音と音色が変わる時はモニターのイコライジングにまず疑問を持つ。
4)マイクのセッティングも理由に挙げられるかも。

ライブは評判だったので、一安心ですけど、
こんな舞台裏でした。

そういうわけで、こんな偉そうに言ってますけど、
僕も日々勉強なんです。
ま、ここだから書く話し。

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