僕は、以前から言っているのだけど、
ギタリストにとって、リバーブの研究は大事だと思います。
僕は,人間はどのくらい自分に音が跳ね返ってくるかで、
どのくらい強く弾いたか?弱く弾いたかを感じる部分もあるし、
音の延びる間は、無意識に次の音を弾かないこともあると思います。
だから、アコースティックギターや、ジャズギターにとって、
適度なリバーブは、タッチに繊細さを加えるので、必要だと思います。
逆にロックなど、非常にドライなセッティングをする人たちも居ます。
これは、ロックのうまいプレーヤーは、自分のタッチでディストーションのかかり方を
コントロールするし、ドライな音場自体がロックっぽいこともあるので、
これはこれでありかもしれません。
それでも、バラードを演奏する時は、ディレイをかける人は多いです。
ロック等、ステージで大音量なバンドは、リバーブの代わりにディレイを使うのも
良いかもしれません。ステージ音がスッキリします。
バンドでやってみるとわかるのですが、
意外にかけっぱなしでも、ちょうどよい場合もあります。
アコースティックの場合、あるいはエレアコの場合。
リバーブは、もっと大事になると思います。
特に超スローの曲とか、バンドの中で単音で
シンプルなメロディーを弾かなければいけない時です。
どう弾いてもリバーブ無しでは、バンドでサマにならない音楽もありますね。
ただし、ほとんどの奏者にとって、
リバーブ、ディレイは同時にもっとも使い過ぎ注意の対象でもあります。
ディストーションのかけすぎ、空間系の使い過ぎは、タッチをあやふやにして
多くの場合、問題の発端になりがちです。
センス良く使いましょう。