ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

リバーブ、ディレイは大事

2011-08-12 06:15:00 | Weblog

僕は、以前から言っているのだけど、

ギタリストにとって、リバーブの研究は大事だと思います。

 

僕は,人間はどのくらい自分に音が跳ね返ってくるかで、

どのくらい強く弾いたか?弱く弾いたかを感じる部分もあるし、

音の延びる間は、無意識に次の音を弾かないこともあると思います。

 

だから、アコースティックギターや、ジャズギターにとって、

適度なリバーブは、タッチに繊細さを加えるので、必要だと思います。

 

逆にロックなど、非常にドライなセッティングをする人たちも居ます。

これは、ロックのうまいプレーヤーは、自分のタッチでディストーションのかかり方を

コントロールするし、ドライな音場自体がロックっぽいこともあるので、

これはこれでありかもしれません。

 

それでも、バラードを演奏する時は、ディレイをかける人は多いです。

ロック等、ステージで大音量なバンドは、リバーブの代わりにディレイを使うのも

良いかもしれません。ステージ音がスッキリします。

バンドでやってみるとわかるのですが、

意外にかけっぱなしでも、ちょうどよい場合もあります。

 

アコースティックの場合、あるいはエレアコの場合。

リバーブは、もっと大事になると思います。

特に超スローの曲とか、バンドの中で単音で

シンプルなメロディーを弾かなければいけない時です。

どう弾いてもリバーブ無しでは、バンドでサマにならない音楽もありますね。

 

ただし、ほとんどの奏者にとって、

リバーブ、ディレイは同時にもっとも使い過ぎ注意の対象でもあります。

 

ディストーションのかけすぎ、空間系の使い過ぎは、タッチをあやふやにして

多くの場合、問題の発端になりがちです。

センス良く使いましょう。

 

 

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