昨日、『京都RAG音楽義塾』のサマーセミナーの初日、
インストの部が終わりました。
一番下に加筆。
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今回は、高校生の参加もあり、一般の参加者と混じって演奏しましたが、
プロを目指す高校生は、正直一般参加者のレベルを遥かにしのぎ、
今の高校生のレベルの高さを見せつけてくれました。
また、そういうプロを目指す高校生が繋がり、
1時間毎の10分間の休憩時間も参加者全員がスタジオから出ることなく、
気がつくと彼らだけでセッションをしていたり、
一日の終わりには既に仲良しになっていた。
彼らが、思いっきりぶつかって行ける同世代を必要としていることも、
僕はとっても身に沁みました。
今回のセミナーの参加者はギターが多く、
彼らは、今回大変スペシャルな経験をしたと思います。
普通、プロのバンドでは、
リハーサルをギターのカッティングのために割いたりしてくれません。
1回通せば本番はごく普通です。
だから、参加者一人一人に、グルーブするまで、
自分以外が全員プロのバンドの中で、
グルーブしたらサックスがソロを始めて、盛り上げるところまで盛り上げてくれる、
という経験は、一生出来ない人も多いのを理解してほしい。
そのぐらい貴重な体験だったはずです。
とっても盛り上がっているのに、
全部の音に冷静とクレイジーが共存している今を十分感じてほしいと思っていました。
これから「あれはなんだったんだろう。あんなに興奮した時間はまだないけど。」
という経験になれば、僕は本望です。
そういう何回かの体験が
僕の自分の原動力になっているのは、間違いない。
一般参加者も刺激を受けたはず。
講師も。そして、僕は、本当に様々な事を感じました。
ちゃんと情報や仲間を与えれば、
その日のうちに上手くなる高校生の伸びしろにも未来を感じた。
時間は財産で、若いというのは、
いくらでも増やせる原資を持っているという事を気づかせてもらった。
若いという事はそれだけで価値がある。
一番、刺激を受けたのは、僕かもしれません。
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さて、上記の文章はFBなどでも、
アップした文章。
総論的に加筆。
参加した皆さまにメッセージ。
昨日「まだまだ、下手だ」と遠慮気味な皆さま。
是非、勇気を振り絞って、恥ずかしさを捨てましょう。
シャイなのは、その時の音楽にとって基本的に罪です。
ちゃんと聞こえるボリュームで、
しっかりピッキングして、ソロの時でも、
バッキングの時でも、人の後ろに隠れる事はしないこと。
音は、人より大きすぎると迷惑ですが、
聞こえないとあなたの音は、バンドにとって意味がない。
それは居ないのと同じ意味になります。
だから、良いバランスを取りましょう。
あなたはそんなに上手くないかもしれないけど、
それも含めてどう音楽にするか、気にせず演奏を続けるか、
も共演ミュージシャンの度量というもので、
参加者が参加料を払うのは、
「迷惑かけますけど、一つよろしく」という事なので、
参加しながら遠慮する必要は全くないのです。
ぶつかってみないと結果は出ないですから。(笑)
NG出されても「すみません」で、
後から帰り道で考えたら良い、と思います。
そして、引き続きチャレンジするべきです。
チャレンジするかぎり、
人は日常的に傷つくものではないでしょうか?(笑)
そして、そこから学ぶものだと、僕は思います。