昨日は、レッスンしていて、大変印象深いことがありました。
「クイーン(Queen:映画で話題のイギリスのバンド)ってすごいんですか?」
「クイーンってすごいんですか?」と質問された。
僕は「ギターのブライアンメイは、若くして、オリジナリティーを追求して、ギターを作ったり、コインを使って弾いたり、すぐそれとわかる自分の音を追求したのは凄いと思う。」みたいなことを言ったのですけど、
「クイーンってすごいんですか?」という質問の仕方にちょっとした違和感がありました。
「この人は、人が凄い、と言ったら、凄いと思うんだろうか?」「全然良くない、と言ったら、『全然本当は良くないらしい』」とSNSで拡散するんだろうか?
「僕は、凄いと思うところもあるし、素晴らしいと思うけど、
まず、自分がクイーンを聞いてどう感じているかが、が大切ではないですか?」と申し上げました。
「クィーンて、実は、やっぱりスゴイと思いません?」
「クィーンて、世間で騒いでいるほどのものなんですかね?」
とかには、自分というものが入っていると思うんですね。僕は、好きでも嫌いでもどっちでも良いと思う。でも、言い方はそっちの方が好きかな。
で、音楽は、趣向品で好みなので、好きなビールの銘柄とか、
どこどこのコーヒーと同じで、人からとやかく言われる筋合いではないと思います。
また人がとやかく言うことでもないと僕は思うんですよね。
自分の価値観を見つめて、自分の価値観で語る、と言うのが
僕は、美しいと思うんですね。