僕が、ブランド立ち上げ当時からお世話になっている
僕が、立ち上げ当初からお世話になっている&K.Laboratoryの
『木霊ディレイ』の購入ページが出来ました。
http://www.and-k-lab.com/product_kodamadelay.html
このエフェクターは、元生徒さんの近藤晃司さんと電気屋の安東さんが、
二人で立ち上げたブランドです。
安東さんは、昔からエフェクター作りが好きで、試作品を何度も家に持ってきていました。近藤さんは、と言うとイーストヴィレッジギターのガンさんも舌をまくほどの楽器知識と耳の持ち主。超楽器オタク(本人はまったくオタクという雰囲気でない。むしろ、無頼漢だけど)と言って良いでしょう。
毎年、やっている『フレッシュギタリスト全員集合』という、門下生の発表会の打ち上げで意気投合した二人が一緒にエフェクターメーカーを立ち上げたのは、もう何年も前になります。
安東さんは、通天閣の照明やETCの設備、様々な特注電子製品から測定機器まで手がける折り紙付きの電気のプロ。近藤さんは、店内BGMを聞いても「ああ、これメイプルバックのアコースティック=ギターですね。」「これ、ディレイは、MXRのを使ってますね」と当てる耳の良さ。また、言いたいことは、率直に口に出すアイディアマンでもあります。
二人は、プライドをかけて討論して、たくさん試作品を作り、かなりの完成度が上がってから、家に「製品にします」と自信作のオーバードライブを持ってきたのは、随分経ってからでした。僕が、なかなか、こういうエフェクターに首を立てに振らないのは、結構、業界で有名だったんですが、これはなかなか素晴らしい。一発弾いて「もしかしたら、世界レベルのペダルが出来たかも」と感じたのです。
それでも、自信がなかったので、安達久美(ギター)さんのところに持って行ってみるように勧めました。彼女の野生の感と耳は、昔から一目置いていましたから。彼女も良さを認めてなんと使いたいと言いだしました。そこから、プロの使用が一気に広がって、&Kは、プロの間で身近なブランドになっていきました。
安東さんは、電気部品、特にノイズが乗らないことに、プライドを持っていましたし、近藤さんは、「ローファイなヴィンテージ楽器の良さ」を知り尽くしていましたから、相当、お互いしんどかったと思います。(笑)でも、結果として、原音の変わらない、原音の延長にあり、ピッキングニュアンスが本当に出せる、エフェクターになったんだと思います。
さて、ある日、ディレイの試作品を持ってきました。これが最初の印象が不思議でした。僕は、ディレイをあんまり使わないタイプだったので、ディレイ音自体に評価する自信がなかった。しかし、これを通すと不思議なブースト効果で、楽器が弾きやすくなるんです。
で、しばらくは、ブースターとして使っていました。しばらくして、周りのプロが絶賛し始め、一様に「ブースターとして、素晴らしい」「通しただけでなんか弾きやすくなる」と言うのです。同時に「ディレイ音がじゃまにならない」とも。実はそれを聞いてディレイとして本格的に使い始めました。(笑)
近藤さんが、少し前に「最近ね。安東さん、スーパー安東になったんですよ。」と言ってきた。昔は、言い争いばかりで「安東さん、悪いけど、使い物になりませんわ」「どうしてやねん」「音が固すぎてハイファイで、美味しいところが響いてこんのです」みたいなやりとりを聞いてばかりだったのが、最近は、話をすると1発で直ってくるらしい。
少し前に設計された『木霊ディレイ』ですが、とうとう小沼ようすけ氏も使い始めたらしい。僕は、何事も一人の意見でなく、多くの意見、コミュニティーの中で発展していくものだと思うので、プロのわがままにこれからも揉まれて欲しいと思っています。
確実にファンを増やしているので、とっても嬉しい。
そういう訳で、これからも&Kを応援していきます。
皆さんも、イーストヴィレッジギターには有りますから、
エフェクトにこだわりのある方は、一度試奏してみてください。
僕に連絡いただいても、ご紹介します。
jawango@gaia.eonet.ne.jp
では!
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