ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ウインターセミナーを終えて/曲のテンション感の山脈を捉える

2016-12-31 07:58:53 | Weblog



ウインターセミナーに参加された皆様。

お疲れ様でした。
今回は、You've Got A Friend が課題曲。

ギタリストとして、どうアプローチするか?
大変、課題の多い曲でした。

******
今回、ギタリストとして、ただコードをかき鳴らすだけでなく、
フィルインやコードのアプローチ、様々、どう準備をするか、
お互い考え、構築し、中身の濃い1日になったと思います。

たくさん準備し、実際は、周りを聞いて、
なるべくシンプルに心がける、これは大変大事なことだと思います。

******
今回、さて、終わってから気づいたのは、『曲全体の山』をどう捉えるのか?
それをもっと意識した話もしても良かったんじゃないかな、という事です。

テンション感の山脈。これが微妙に上がったり下がったりし、
ここでドーン!と言う。これを全員が一致して感じていることが
とても大事だと僕は思います。(実は、杉山先生(ヴォーカル)が歌詞の意味を説明された時、「わ!しまった」と思ったんですけど。)

それには、歌詞の理解(思い入れや山場となる歌詞)も、楽曲の構成の理解
(例えば、1コーラス目と2コーラス目は、同じテンションにならないはず)
も、全てが関わってくると思います。

様々な議論の前に「今は、静かにしておきたい」
「今、この瞬間からグッと盛り上げたい!」と言った、
自分の気持ちをしっかり眺めてやること、
バンド全員が、そういった気分、空気感を察しているか?
って、とっても大事だと僕は思います。

テンションの山脈を自分なりにサッと書いてみました。
本当は、もっと精密に書きたいし、書けると思うんですけど。
皆さんも、心に手を当てて、自分なりのテンションのグラフ、山脈、を毎回、意識したら良いんじゃないかな〜。と思います。
 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スケール練習のコツ | トップ | 明日、1月17日夜学は、C j... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事