発表会、そして、このところの投稿もあってか『基礎から丁寧に」 の
機運が高まっているのを感じて、嬉しく思っています。
さてスケール練習をするとき、メトロノームを使うのは、基本ですが、
テンポの設定は、
1)間違えずに通して弾けるテンポで、何回も 演奏する
体が温まったら、
2)演奏できるかどうか、ギリギリのテンポを設定して、長いフレーズは分断して
演奏して、少しづつ繋げていく。
3)元のテンポで演奏して、余裕ができたら少しテンポをあげる
というやり方でいけば良いと思います。
あせる人は、弾けそうにないテンポを設定して2)から入りがちですが、
ちゃんと音が出てないのに、ことさらテンポだけあげるより、少しゆっくりから始めて、
しっかり音が出て、演奏も慣れてくる時間が必要だと思います。
だから、弾けるテンポで、ある部分をスムーズに何回も繰り返す
練習は、しっかりやらないといけないと思います。
***
あと、こういう練習は、自分が思ったほど、なかなか上手くならないのが現実です。
だから、慣れないうちはイラっとします。また「やっぱり、才能がないのかな」と
思うこともしばしばです。それが普通の人間のようです。
ちなみに、僕はそういう意味では普通の人間です。
「僕は、個人練習というものは、非常にメンタルな部分が大きいと思う」と
あるスペインの大物フラメンコギタリストが言いました。
その時は、あまり意味がわかりませんでしたが、こういうことを含んだかもしれません。
先日、ギタリストYUKIは、出来ないことがあると『これは新しいことを知る良い機会だ。
頑張ろう』と思うんだそうです。まあ、良くできた人ですけど。(笑)
その彼が「反復練習しかないんじゃないですか?」というのだから、しょうがない。(笑)
だから、そう腐らずに。
みんな、目標を決めて頑張っているので、
一緒に気長に頑張りましょう。
で、やったぶんだけ、答えてくれるのもギターというものです。
本当、練習は嘘をつきません。