昨日は、朝から京都RAG音楽義塾の二期のカウンセリングの残りを安達久美(ギター)さんと行った。
フレッシュギタリストでは、Room335を弾いた、高校1年生のギタリストの女の子。コードワークは、安達久美さんの指導でメキメキ上達。ソロなどの担当は西村守氏の指導で、驚異的に伸びてきた。岡本担当の理論は、3ヶ月でコードスケールまで完璧に。
普段無口な彼女だけど、用意してこなければたじろぎそうな、私たちの直球な質問にも理路整然と堂々と語る。スポーツ選手もそうだけど、若くてできる人はインタビューの受け答えも、シンプルで明確で、彼女を見ているとその思いを新たにする。
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ギター教室には、いろいろな人が来られるもので、
ただギター弾くのが専門でないだけで、
たくさんのスペシャリストがおられます。
私はそういう人の話を聞くのが好き。
例えば、大工の棟梁さん。
彼は、やろうと約束したことは必ずやるし、
ギターもどんどん上達するし、忙しい人がなぜ?と思うのだけど、
気がつくと彼はプロジェクト管理のプロ。
工期が決まれば、家を期日までに引き渡ししなければならない。
職人さんから、資材あらゆることの段取りを組んで、
しかも何が起こっても順調にはかどるように、段取りに余裕ももたせてあるに違いない。
だから、ギターの練習もプロジェクト管理、いわば仕事の段取りの一種なんだと思います。
また、出来た家の依頼主の紹介で、仕事をいただくことを考えると
家の出来栄えや人間関係も重要になってくるんだと思います。
実際、彼は、いつも思ったことを素直に話すし、
声を荒げるのを見たことがない。
「この前、めっちゃ困ったことがありましてね。大変でした」と
話すのだけど、そう困った感じにも、大変にもいつも見えない。
あんな人になってみたいものだ、と本当に思います。
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何事も、しっかりしたビジョンと実行力ですね。
で、実行力ってなんだろう?と掘り下げるって大事だと思います。
最近は、楽しいことであること。段取りをしっかり考えること。
段取りを誰かと約束すること、ではないかと僕は思います。