ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

Okamoto Islandへの思い

2019-11-22 10:54:29 | Weblog

Okamoto Islandの無期限活動停止が決まりました。
これから、12月、1月そして2月に決まったアンコール公演を最後に、
現在のメンバーでのOkamoto Islandは、最後の公演になります。

今年の夏、メンバーの荒玉哲郎(ベース)から、
「今後、本来のアコースティック=ベースの活動に専念したい」との
申し出を受けました。

また、ほどなくヤヒロトモヒロ(パーカッション)から、
個人のプロジェクトの活動が活発化しており、
それに専念したいとの申し出も受けました。
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荒玉哲郎氏は、本来アコースティック=ベースの活動が中心で、
僕は、元々、彼の音楽性の深さやアレンジ力、様々な公私に渡る状況判断の
センスの良さに注目していました。
エレクトリック=ベースも、素晴らしいことをずいぶん昔、
タンゴのライブをした時、知り、それが知られていないことをもったいないと思っていました。

前任のイスラエル=セデーニョ(ベース)が、去った時、
アーテイストとして、Okamoto Islandには荒玉氏しかいない、と
すぐに連絡したのです。

よく長年、Okamoto Islandのベースとして務めていただけた、と
感謝しかありません。
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ヤヒロトモヒロ(パーカッション)氏は、Jawango Trio、
鬼怒無月(ギター)とのセッション、
ホルヘ=クンボ(ケーナ)のツアーと公私に渡って、長年のお付き合い。
さまざまな刺激を受けてきた盟友と感じています。
彼は、ラテン=グラミーのノミネートなど、
海外でのアーティスト活動も活発化していく中、
今回の決断もやむを得ないと感じています。

紛れもなく、彼は世界的な素晴らしいアーティストです。
今後とも引き続き応援して行きたいと思っています。

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僕は、長年、Okamoto Islandが、いわゆる『ジャパン=フュージョン』とは、
別の匂いを感じさせるバンドであることをポリシーにやってきました。
それゆえに言わば、異種格闘技のようなメンバーで、
絶妙にバランスを取ることで、成り立たせてきた感覚はあります。
メンバーが仲良く、楽しくツアーや仕事を出来たことも大変大事な要素だったと思います。
安定感のあるOkamoto Islandのバンドの力を感じることも度々でした。

2000年以降現在の「Okamoto Island」にするための活動をし、
「Okamoto Island」ありきの活動をしてきました。

佐伯準一(キーボード)氏とも、マーティーブレイシー(ドラムス)とも、
何回も話し合いをしました。彼らは、公私ともに僕の良い点も弱点も
十分わかって、愛情を持って力を注いでくれていたのだ、
と、その話し合いの中で、理解することができて、
今更のように大変ありがたい気持ちでした。
お二人にもあらためて感謝したいと思います。
ありがとうございます。

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今、どう考えても、Okamoto Islandは、このメンバーでしかあり得ないし、
代わりのメンバーを考える発想が僕には、やはりありません。

岡本博文は、何か?岡本博文は、本当に何がやりたいのか?
真剣に考えなければいけない時期に来ていると思います。
それが整理された後でなければ、新しいOkamoto Islandは成り立たないと感じました。

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と言う訳で、佐伯氏、マーティー氏に、これを話し、
Okamoto Islandの無期限活動停止を岡本みずからの判断で決断させていただきました。

岡本博文(ギター)佐伯準一(キーボード)
マーティーブレイシー(ドラムス)荒玉哲郎(ベース)
ヤヒロトモヒロ(パーカッション)

のメンバーによるOkamoto Islandは、今回のツアーで最後になります。

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これでこのメンバー最後か、と思うと万感胸に迫るものがあります。
長年、応援していただいた皆さま、ありがとうございました。

また、多忙なメンバーにて、スケジュール調整が難しく、
本来なら「解散コンサートツアー」と称して、
全国を回りたいのですが、それも出来ず多くのファンの皆さまに
ご迷惑をおかけしている事をこの場にて、お詫びいたします。
申し訳ありません。

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今回のツアーでは、長年演奏して来た曲、古い曲を演奏して、
これぞ「Okamoto Island」と言うOkamoto Islandの演奏を
皆さまの前で、ご披露したいと思います。

また、ここ何年も、第2のメンバーのように親しくさせていただいている
オルケスタ・デ・ラ・ルスのNORA(ヴォーカル)さんとも
1月はご一緒します。大いに盛り上がって行きたいと思います。

皆さま、Okamoto Islandは、2月まで、懸命に走り続けます。
是非、最後まで応援をよろしくお願いいたします。

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<Okamoto Island情報>
12月12日京都Live spot RAG
12月13日神戸グレートブルー

1月19日六本木クラップス(w/NORA(ヴォーカル)
1月20日名古屋スターアイズ(w/NORA(ヴォーカル)
1月21日大阪ロイヤルホース(w/NORA(ヴォーカル)

2月11日滋賀県米原/滋賀県立産業文化交流会館


Okamoto Islandの詳しい諸情報は、以下から。
http://hirofumiokamoto.com/schedule/

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