宮古新報に昨日の第5回調査特別委員会に関する記事が掲載されていたので、備忘録に残しておきます。
宮古新報 2015.10.05
宮古島市議会の不法投棄ごみ残存問題調査特別委員会 (佐久本洋介委員長) の第5回が4日、市役所平良庁舎で行われた。
この日も市当局側の答弁の根拠となる資料が未提出だったほか、書類の不備や質問に対してかみ合わない回答をするなど不誠実な対応が目立った。
多くの委員から市当局の対応について不満が続出し、「百条委に切り替えて審議すべきだ」との意見も出た。次回は13日に開催する予定。
この日は同事業の「設計業務委託」 について質疑が集中。これによると市が資料として提出した「不法投棄ゴミ撤去設計委託業務仕様書」と業者が設計業委託の成果物として提出した資料が同一の内容だったと指摘した。
これに対し担当職員は「自分には委託仕様書を作成することはできないため、業者から提出を受けた仕様書を市の委託仕様書にした。 だから同じものとなっている」と釈明するとともに、「委託業務の成果物は設計書ではなく特記仕様書一式だった」と答えた。
また、委員会が再三提出を求めている根拠資料の提出が未だにされていないことについて佐久本委員長は「このように書類の不備が多く、審議が前に進まない。資料を小出しにするのではなく洗いざらい持ってきてほしい」と苦言を呈した。
市当局の対応について平良哲則生活環境部長は「書類に関してはチェックしているが、もう少し気を付けていく。 委員からの指摘があった通り、書類全てを持ってきてすぐに答えることが出来るように今後はしていきたい」と述べた。
委員会では資料提出を求められていた請負業者からの回答もあった。この中で業者は750㌧の根拠となる資料については数量票、作業前、作業中、作業後の写真など2013年3月末に担当職員へ提出とし、日報については「関連する証憑類や書類は作成より3年が経過しているため多くの日数を要する。提出日は追って知らせる」とした。
※職員の事務処理能力を考えると、記事にあるように「百条委員会」に切り替えなければ真相は究明できないかも知れません。宮古島市においては行政に対する与党議員の姿勢と存在意義が問われていると考えます。