滑走路を早く増やさないといけないですね。
那覇空港と海外を結ぶ路線の新規開設が相次いでいる。
中国の北京首都航空が15日に那覇-瀋陽(中国遼寧省)を就航したほか、格安航空会社(LCC)のバニラエア(東京)も9月14日に那覇-台北を開設する。
2015年度末に那覇空港と結ぶ定期海外路線は10路線、週153便となり、リーマンショックなどの影響で最低水準だった08年度と比べ約8倍に伸びた。
就航路線の増加要因として円安効果や、沖縄の認知度が向上したことによる旅行需要の増加が挙げられる。
2008年度は台北、ソウル、上海の計3路線、週19便にとどまっていた。
2009年度に香港路線、2011年度にさらに北京とグアム路線が新規開設され、6路線で週間就航便数は45便となった。
2012年度末時点では台北やソウル、上海、香港、台中の5路線が週49便を運航し、2014年度は9路線の週121便と大幅に増加した。2012~2015年度の直近4年間で104便増えている。
LCCの新規参入が相次いでいる中、海外大手航空会社の新規就航もみられる。
これまで那覇-ソウルに就航する大手航空会社は韓国のアシアナ航空1社だったが、今月5日に韓国航空会社最大手の大韓航空も同路線に参入した。
中国路線の新規開設も活発だ。北京首都航空は現在那覇-杭州(浙江省)を運航しているほか、瀋陽路線も週2往復(木、日曜)を新規開設した。上海吉祥航空は7月1日から那覇-南京を週2往復で新規就航する。
さらに、現在5社が就航する那覇-台北にバニラエアが新規参入し、1日1往復する。バニラエアにとっては沖縄からの初国際路線になる。
一方で航空会社にとって集客しやすい昼前後の時間帯は那覇空港の発着枠が混雑しており、増便などを断念する航空会社も出ている。