沖縄関係路線を運航する航空5社の6月の搭乗実績が16日までに出そろい、旅客数は前年同月比7・2%増の114万6330人だった。各社とも全路線合計で前年を上回った。
日本航空(JAL)は5・7%増の22万5848人。提供座席数は4・4%減と供給面では前年を下回る中、観光や修学旅行需要が堅調で旅客数は増加した。
全日本空輸(ANA)は10・7%増の59万3369人。主力の那覇-羽田の旅客数が13・5%増と好調だったのをはじめ、石垣関係路線は平均搭乗率70・0%と座席利用が高まった。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は0・5%増の22万7086人で前年並みだった。福岡-那覇は熊本地震の影響で前年割れが続くが、ビジネス需要を中心に回復傾向にある。
琉球エアーコミューター(RAC)は11・1%増の4万1648人。新機材への入れ替えで供給量が増え、需要増につながった。
ソラシドエアは3・6%増の5万8379人。熊本地震の影響で九州路線は前年実績を下回っているものの、那覇-神戸が19・0%増、那覇-石垣が10・1%増と全体を押し上げた。