マップを紹介する那覇市国際通り商店街振興組合連合会の砂川正信事務局長(左)ら=那覇市のぶんかテンブス館
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増加する外国人観光客のニーズに応えようと、那覇市国際通り商店街振興組合が英語、中国語、韓国語の国際通りマップを作成した。国際通りまでのルートや通り内の主要店舗など、イラストや色使いを工夫して海外客にも分かりやすく紹介している。同組合連合会の砂川正信事務局長は「マップを持って通りに足を運んでほしい」と呼び掛けた。
2016年に沖縄を訪れた外国人観光客は200万人を突破。国際通りにも2年前から多くの外国人観光客が来るようになった。英語や中国語で道や店を訪ねられるたびに、分かりやすいマップを必要とする声が組合内から上がっていた。16年春から組合内で検討を重ね、市の補助金を活用し17年1月末に完成した。
従来のマップは首里城など陸側を中心としたものが多かったが、今回はクルーズ船ターミナルがある海側を地図の下に据えてターミナルから国際通りまでの行き方が分かりやすいようにした。
さらに国際通り内も蔡温橋、大通り、中央通り、県庁前と四つのエリアを色分けして紹介。通り沿いのベンチも地図と同じ色に。通り名が分からなくても色を示して道を聞けるように工夫した。
これまでのマップでは国際通り沿いの店が書き込まれることが多かったが、今回は見えやすくするために最小限に抑えた。一方で、ホテルを拠点に通りに赴く人も多いとして通り近辺のホテルは全て書き込んだ。
マップは22万部発行。国際通りの店やホテル、モノレール、レンタカー会社など県内だけでなく、韓国、台湾、シンガポール、タイにあるコンベンションビューローの事務所にも配布している。
砂川さんは「海外からの観光客が買い物や散策をしやすいように工夫した。今後も定着させたい」と意気込む。協力した那覇市なはまちなか振興課の担当者は「商店街のおもてなしの心が詰まったマップに仕上がっている」とマップをPRした。
問い合わせは那覇市国際通り商店街振興組合連合会(電話)098(863)2755。