1日、開店した那覇市の琉球王国市場は館内の複数の店舗を利用した後に一括精算できるシステムを来年1月にも導入する。
入り口でQRコードの付いたカードを配り、各店舗を回って退館時にまとめて決済するシステムを予定している。
キャッシュレス化に対応すると同時に、中国の決済サービスアリペイやウィーチャットペイにも対応する。
前日のプレオープン時にシステムの不具合が確認されたため、開店初日は各店舗での現金精算となった。
国際通りの中心部に開店した琉球王国市場には多くの外国人観光客も訪れた。
香港から友人とともに沖縄を訪れたアイリーン・ウーさん(27)は、マグロ解体ショーの写真を撮ったり中落ちを試食したりして楽しんだ。
「一つの建物にあらゆる食べ物のお店が入っていて、とても魅力的だと思う」と話した。
運営するユイマーケットの大橋央貢社長は「全国の食材を使っておいしい料理を出していく。海外のお客さんにも楽しんでもらえて、国際通りの新名所になれるよう頑張りたい」と話した。
1日の来客数は5千~6千人、初年度の売り上げは50億円を目標としている。