「百年観測所」の認定プレート=6日、石垣島地方気象台
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100年以上にわたり同一地点で気象観測をしてきた観測所を認定する世界気象機関(WMO)の「百年観測所」に国内で唯一、石垣島地方気象台がこのほど認定された。
認定を受け同気象台は認定プレートを設置、5日、除幕式を開催した。
百年観測所の認定は、WMOが2017年導入した制度で、石垣島気象台は同年5月に認定された。
現在、世界で116カ所が認定されている。
石垣島気象台は1896年12月5日、市登野城に石垣島測候所として設置され、97年に約500メートル離れた現在地に移転した。
戦時中は爆撃などを受けながらも観測を続けたという。
同気象台の野崎太台長は「諸先輩方の努力の積み重ねで認定された。新技術を導入しながら、人類の貴重な財産になるように今後もつないでいきたい」と語った。