沖縄県文化観光スポーツ部は26日、11月の入域観光客数を発表した。
前年同月比3.9%増の79万2400人となり、11月単月の過去最高を更新した。
18年1~11月の累計は909万2100人となり、この間の累計で初めて900万を超えた。
12月までの暦年の累計は980万~990万をうかがい、暦年の観光客数の記録更新は確実となった。
国内客は前年同月比4.1%増の60万4100人だった。東京方面は先行割引航空券やダイナミックパッケージの販売が良好で、おきなわ技能五輪・アビリンピックの開催があったことなどから前年を上回った。
関西方面は航空会社の離島直行便が良好で、一般団体旅行や修学旅行の受注が安定し前年を上回った。12月は年末年始の旅行需要の高まりが期待され好調に推移すると見込む。
外国客は前年同月比3.2%増の18万8300人だった。韓国は避寒地として沖縄を訪れる観光客が多く、航空路線が前年同月の週65便から週82便に増えたことなどから前年を上回った。
12月はクルーズ船の寄港が減少するものの、年末年始の旅行需要が高まり、航空路線拡充が予定されていることなどから、堅調に推移するとみている。
そのため、今年12月の観光客数は17年12月の71万8500人と同数以上になると予想される。18年暦年の観光客数は、17年暦年の939万6200人は超える見込み。一方、18年度は10月まで毎月80万人を超えていたが、11月は80万人を下回った。