沖縄JAZZ協会の演奏で「えんどうの花」を熱唱する(左から)大工哲弘さん、宮沢和史さん、知名定男さん=27日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール
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宮良長包音楽賞、特別賞の受賞者が共演するコンサート「琉球音楽祭」(主催・琉球新報社、特別協賛・沖縄銀行、オリオンビール)の第1弾「ビッグバンドと沖縄への愛」が27日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。
民謡歌手の知名定男さん、大工哲弘さん、元THE BOOMの宮沢和史さん、沖縄JAZZ協会(OJA)の4組が出演し、歌三線とジャズの音が会場を包んだ。訪れた観客は「聴いていて心が潤った」と感激していた。
幕開けはOJAの奏でるジャジーなサウンドに乗せて3人が軽快に「安里屋ユンタ」を歌った。知名さんは「ビッグバンドと共演したのは初めて。とてもかっこいい」と喜んだ。
知名さんは味のある三線と低音の声で「南洋小唄」を歌った。大工さんは鮮やかな高い声を聴かせて「とぅばらーま」を披露した。宮沢さんは魂を込めるように「島唄」を熱唱した。
そのほか知名さんと大工さんによる「貫花」や大工さんと宮沢さんが歌う「なんた浜」など、豪華なセッションもあった。最後は全員で「えんどうの花」を歌い、締めくくった。
シリーズ第2弾「唄でめぐる 本島・先島」は5月11日午後6時から同ホールで開かれる。
出演は大城美佐子さん、古謝美佐子さん、佐原一哉さん、新良幸人さん、下地イサムさん、白百合クラブ。
入場料は前売り券4千円、当日券4500円。
問い合わせは琉球新報社読者事業局
(電話)098(865)5013。