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国境越えた“奇跡” 多良間漂着の水中カメラ、SNSで持ち主発見

2016-03-06 05:44:03 | ニュース
改めてSNSのすごさが判りました。
地図上は近く見えても台湾から直線でいったら250KMくらいはあるかと思います。
流れ着いたのも奇跡、持ち主の情報がない中、本人が見つかったのも奇跡。




遠い海の先から、多良間島の海岸に水中カメラが1日漂着した。
島民がソーシャルネットワークサービス(SNS)で情報を書き込むと、多くの人に共有されて瞬く間に世界中を駆け巡り、約10カ月前に台湾でダイビング中にカメラをなくした持ち主が見つかった。
国境を越えた人同士の結び付きが実現した“奇跡”にSNSユーザーからは「まさか本当に見つかるとは」と喜びの声があふれた。

村内の前泊港近くの海岸に漂着していた水中カメラを住民が見つけ、ダイビングショップJAWS2を営む柳岡秀二郎さん(40)に連絡した。

ケース全面にフジツボが付着。波にもまれ傷も付いていたが中のカメラとメモリーカードは浸水もなく無事だった。

データを再生すると島内のものではなく、海外のものと見られる場面もあった。
「大切なものなのでは」と思った柳岡さんは、フェイスブックにカメラの外観写真などとともに「ご存知の方はご連絡ください」と書き込んだ。すると次々情報が共有されて急速に拡散。翌日には400以上のシェア(共有)、閲覧は数万に上ったとみられ、国を越えた持ち主捜しが始まった。

カメラ内の写真に写っていた漢字の刻印から台湾のダイビングショップに至り、3日には持ち主とつながった。

「こんなに多くの人が協力してくれるとは思わず、感動した。これがインターネットの正しい使い方だと実感した」と柳岡さん。近く、このカメラを郵送で台湾の持ち主に届けるつもりだ。「持ち主も感動しており、必ず多良間に来ると話していた。ぜひ会いたいね」と笑顔で語った。

カメラの持ち主の女性(37)=台北市=は本紙の取材に「カメラが海に流されて、手元に戻ってくることは世界中捜してもなかなかない。自分の身に起きたと思うと不思議な気持ちだ。持ち主捜しに協力してくれた多くの人に感謝したい」と語った。/(知念征尚)










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