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安室奈美恵〝決断〟直前の沖縄ライブ、27曲に魂込め

2017-09-23 00:22:54 | ニュース

 沖縄県出身の歌手・安室奈美恵の25周年記念ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」がデビュー日の16日と17日の2日間、宜野湾市の宜野湾海浜公園野外特設会場であった。20日、40歳の誕生日に引退を発表した安室。今回、自身でセレクトした27曲には、“沖縄の歌姫”の歴史が一つ一つ刻まれていた。17日の公演を取材した。

 秋めいた空に涼しい潮風が吹く会場では、国内外からファンが2日間合わせて約5万2千人(1日約2万6千人)訪れた。県内で行われてきた単独ライブでは、過去最多の観客数となった。会場にはあらゆる世代が集まり、「ナミエ」コールを轟(とどろ)かせた。

 巨大スクリーンに安室とバックダンサーによる円陣が映し出されると、会場は一気にヒートアップ。そのまま「TRY ME~私を信じて~」で幕が上がり、安室はステージの一番上で活気良く歌った。

 前半はデビュー当時の曲が中心だった。「太陽のSEASON」では、青のワンピースで端から端までかけめぐり盛り上げた。22年ぶりに歌うデビュー曲「ミスターU.S.A.」では、デビュー当時の映像が映し出され、ステージ上の安室の動きとシンクロする演出があった。時折恥ずかしそうな表情を見せながらも躍動感たっぷりに踊った。

 中盤では、オレンジと黒のワンピース衣装で、小室哲哉がプロデュースしたヒット曲を中心に歌い上げる。「Chase the Chance」では、切れのあるダンスと力強い歌声を見せた。史上最年少で日本レコード大賞を受賞した「Do’nt wanna cry」が始まると、会場からは大きな歓声が上がった。安室は軽快なテンポで体を動かし、ファンと共に手を振りながら一体感を示した。

 後半は2000年代の曲を披露。「Damage」では、赤と黒の衣装を身に着け、妖艶なパフォーマンスで観客の目をくぎ付けにした。「ROCK U」では、切れのあるダンスと歌が観客の心をつかむ。曲の終盤、安室は観衆に向かって「騒ぎあかせ! 沖縄!」と叫び、盛り上がりは頂点に達した。

 アンコールでは、白のTシャツとオレンジのニーハイブーツ、頭にはハイビスカスのコサージュをつけて登場。11年ぶりに歌った「NEVER END」では、三線の音色に故郷への思いを重ね合わせ情感たっぷりに歌った。

 最後は力強く「Hero」を熱唱し、MCなしで連続27曲を歌い終えた。安室は「今日はありがとうございました。また遊びに来てね。バイバーイ」とファンに向け投げキッスしながらステージを去っていった。その後300発の花火が打ち上がった。今思えば花火は安室がファンに宛てた25年間の感謝の気持ちのようだった。

 20周年を記念した沖縄ライブは、台風接近のため中止。その際安室は「デビュー25周年でリベンジしたい」と語っていた。記念ライブは故郷の地から始めたい。その思いがかなったからこそ潔い“決断”に至ったのだろうか。

 引退まであと1年弱。「最後にできる限りの事を精いっぱいし、有意義な1年にしていきたい。私らしく2018年9月16日を迎えたい」とホームページにつづった安室からは、最後までファンのために、魅力あふれたパフォーマンスを届けたいという意気込みを感じた。(金城実倫)

    ◇    ◇

 25周年記念ライブの模様は10月22日午後7時からWOWOWで放送される。

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8月観光、初の100万人 県内、46ヵ月連続最高

2017-09-22 08:27:41 | ニュース

沖縄県文化観光スポーツ部が21日に発表した8月の入域観光客は、前年同月比8・2%増(7万5600人)の100万2500人となり、月間で初めて100万人の大台を突破した。46カ月連続で単月の過去最高を記録し、59カ月連続で前年同月の実績を上回った。県が2017年度の入域観光客目標値に定める950万人に向け、着実なペースで推移している。


内訳は国内客が4・6%増の72万6800人で、外国人客が18・8%増の27万5700人だった。国内客が70万人を超えるのは初めて。夏場の最盛期に合わせ、航空路線の便数拡充やクルーズ船の寄港回数が増加したことで順調に推移した。台風襲来がなかったことも後押しした。県の担当者は「外国人客の著しい増加も入域者数の伸びを支えているが、全体の半数以上を占める国内客が堅調に推移しているのが大きい」と分析している。

国内客の内訳を見ると、東京方面が2・2%増の35万9200人、関西方面は5・2%増の15万3100人、福岡方面は10・2%増の8万8400人、名古屋は6・4%増の5万8300人だった。

外国人客は台湾が34・3%増の8万9300人、韓国が8・2%増の4万3400人、中国本土が15・6%増の6万5900人、香港が19・6%増の2万7500人となった。2月に直行便が就航したタイは前年に比べ9・5倍増の1900人となり、米国に次いで5番目の入域客数だった。

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泡盛「風味」わかりやすく マイスター協、チャート作成

2017-09-20 14:34:17 | ニュース

沖縄県の泡盛マイスター協会(新垣勝信会長)は19日、泡盛に感じる香りや味わいを図式化した「泡盛テイスティングチャート」を作成した。製造3年未満の一般酒を対象に、トップノート(初めに出てくる香り)から残り香まで時間経過の中で感じられる香りの表現として105用語を選抜し、円形に並べた。

沖縄国税局が鑑定官や酒造所の専門的な立場から作成した「泡盛フレーバーホイール」を参考に、同協会が14年にわたり大学などで実施している泡盛講座でのテイスティングデータを基に、泡盛になじみのない人でも理解がしやすい用語を使うなど消費者目線で作成した。


「泡盛テイスティングチャート」の完成を報告する泡盛マイスター協会の役員=19日、琉球新報社

酒販店などでの販売促進で活用することを想定しており、今後は古酒や銘柄ごとのテイスティングチャートの作成も目指す。一般酒を常温のストレートでテイスティングする条件で、米や甕(かめ)といった原料や容器の香りから、かんきつ系果実やナッツ類など多くの人が感じた香味の表現を盛り込んだ。

沖縄国税局のフレーバーホイールには「石鹸様(せっけんよう)」「エステル」といった鑑定の専門家の間ではよく用いられる用語もあるが、マイスター協会の小嶺直正専務は「飲料なので不快な表現は用いず、口に入れることを用語の前提にした。違いを表現しやすいよう、一般の人に伝わりやすい表現を考慮した」と説明した。

内閣府の「沖縄の酒類製造業の振興策に関する検討会」の座長を務める小泉武夫東京農大名誉教授は「100余りの表現を集めたのは泡盛に限らず嗜好(しこう)品をチャート化する参考になる」と評した。

 

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沖縄の地価が上昇し続ける背景は 那覇中心に需要拡大、一部下落で二極化も

2017-09-20 13:54:18 | ニュース

沖縄県内の基準地価は横ばいだった林地を除く全ての用途で上昇となっており、変動率は東京や大阪など首都圏と並んで全国の上位にある。好調な県経済と県内の人口増加を背景に住宅地・商業地ともに需要が高まり、地価を押し上げた。一方で一部の離島や北部地域では人口の減少に加えて観光需要を取り込めていないことなどから基準地価が下落。県内の二極化が顕著になっている。

日本銀行那覇支店の県内金融経済概況や沖縄総合事務局の管内経済情勢では、県内経済が「拡大している」と判断するなど、各種調査で県内景気の好況感が示されている。航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増加で、入域観光客は今年7月まで単月の過去最高を45カ月連続で更新している。住宅にとどまらず、ホテル建設の需要も高まっている。

那覇市内は住宅地、商業地ともに変動率や価格が高い数値を示している。とりわけ新都心地区は「空いている土地が少ない上に、需要があるため高値で取引されている」(不動産鑑定士の高平光一氏)という状態だ。那覇市の地価が上昇したことにより、区画整理が進む北谷町や宜野湾市、沖縄市など周辺地域にも需要が拡大している。

那覇市を中心とした都市部が上昇を続ける一方で、久米島町や伊江村、国頭村など離島や北部で下落している地域が目立つ。高平氏は「観光需要を呼び込めず、人口が減少している一部の離島や北部地域では土地の上昇要因があまりない」と指摘。県経済拡大の好影響を受けている都市部と対照的な状況となっている。

県内の基準地価は4年連続で上昇と底堅く推移し、県内景気は今後も好調を維持するとみられる。これらの好材料を離島や北部にも波及させて地域間の格差をなくすためにも、県や自治体が一体となった対策も必要になる。
(平安太一)

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100年黒木

2017-09-19 11:45:16 | ニュース

このタイプの棹は、100年以上の樹木からでしか製作できません。

そして、このカミゲン材料はフィリピン産ですが、資源がなくなってきており現在輸出禁止となっています。

今年1月には、ローズウッド(紫檀)もワシントン条約の規制となり、ますます材料の確保が難しくなってくることでしょう。

下記は、カミゲンで製作の棹で、スンチ塗りしたものです。

心と呼ばれるところも真っ黒で、一目で良材と判断できると思います。

今回は、この1本ですが、特価で販売したいと思います。

この手の棹の一般的な価格はこちらの「沖縄三線がお得な三線販売サイト」をご参照ください。

 

カミゲン棹

※販売済みとなりました。ご利用ありがとうございました。

価格 49,900円 送料込

 

 

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