千回沢山 1246.0m[美濃徳山(岐阜10-2)]No113
2020年6月8日(月)~9日(火)3人
行程
8日 6:25揖斐→ 7:46ホハレ峠→ 11:40入渓地→ 13:43テント場(泊)
9日 5:00出発→ 7:53山頂8:03→ 9:37テント場→14:00旧門入集落→ 16:45ころホハレ峠→ 藤橋温泉→ 揖斐
奥揖斐の山で千回沢山、不動山は上級の山と言えるだろう、徳山ダムができて日帰りは困難となったことと、沢歩きのため、地図読みが難しい
登るコースは①今回の入谷~大入谷~千回沢へ上るコース、②入谷~蔵ヶ谷~中の谷から、③ダムができる前は揖斐川本川鬼生谷から、④揖斐川本川を塚で渡渉し、三角点「西勝谷」、「滝谷」を経て残雪期に1泊2日で千回沢、不動を往復した豪傑もいる(No112で書いたXさん)
②は25m滝など中の谷(ナカンタニ)に3段滝があり沢登り上級コース(私では無理)、①で上り②で下るのが一般的? 前置きが長い
千回沢山は2014年6月29日に登っている、この山を地図、コンパス、高度計で登る自信はなく、Xさんの応援を得て登った。最後の最後、沢を左に登って山頂西側約100mのところに出て強烈なヤブを1時間くらい漕いだ(時速100m)記憶がある
今回はまだ登ったことがない2人を案内した。間違えないよう3人でGPS(YAMAP)を駆使、一度も間違うことなく山頂の西10mの稜線にでた。 “ 体力さえあれば馬鹿でも登れる ” は言い過ぎか!!、今回のコース、写真で紹介します
8:27 黒谷左岸のホハレ歩道、今週雨が降れば一気に草が伸びる
9:27 もうすぐ門入旧集落、昔この地を引隠(ヒッカクレ)と呼んだ(※1)
11:40 入渓地(帰りに撮ったもの、赤布が下がっている)ここで昼食
13:11 地図676m手前(上流を撮る)
13:11地図676m手前(下流側)
13:32 桂の大木(ご神木?)※2
13:43 テント場着
5:00出発(3:50に起床)
5:31 溯る
0720 2m滝を上るが石がもろく断念、右に巻いた
7:32 笹現れる(山頂手前)
7:56 山頂に標識がないので手書き
8:05 山頂奥にドウダンツツジ
山頂では10分ほど休息して下山
8:29 オオベニウツギ
9:04 忘れな草
9:47 テント場着(早いけど昼食、帰りのお茶も作る)Sさん撮影
12:07 二人は沢の深みを避け、右岸に上がるとヤブと蔓の洗礼(約30m?)
14時ころ門入着、H農園にH夫人がおられ、今年初めての挨拶。冷たい、美味しい水をたっぷり頂き、黒谷でも冷水をたっぷり飲んでホハレ峠へ帰りました
今日のコース、2mほどの滝が3つほどあるだけ、沢靴さえあれば登れます[ハーネス、ザイルなど不要、(240センチシュリンゲは2本用意しました)]、ただ、長い
☆ 今日の反省など
・同行のSさん、沢分岐で右ではないか、左ではないか、という(GPSで自分の位置がわかるので)“3分後にGPSを見れば間違いはすぐにわかる” と答えた
・テント場からは荷物を最小限にして3人アタックザックで上った。赤布を忘れたと私がいうと2人は赤布を持っていない。テント場から10分しか経っていなかったので取りに戻った(10分ロス)
・赤布は初日入渓したところ、滝をまいて下りたところ、2日目は滝を上ってすぐのところ、巻いて降りたところ、山頂手前(標高で20mくらい)で完全に沢の気配が消えたところに付けた。すべて赤布の良さ(確実な安心・安全対策)を感じた
・スマホ歩数計で初日15422歩、二日目19273歩、意外と歩いていなかった
※1 ヒッカクレ(引隠)この場所は、道が直角に曲がっており、出征兵士や口減らしのため紡績工場など出稼ぎに行く娘たちを、村から見送っていると急に人影が見えなくなり、名残惜しさが尽きないところ
※2 千回沢(センガザワ)は昔広い原生林地帯、良材は索道で塚の三軒屋へ出したという。この木の近くには索道に使ったワイヤーの残骸があり、この大木を支点に使ったか、ご神木としてこの大木だけは残したのか ※は美濃徳山の地名p243、257参照
・参考に
②のコースの「中の谷」の無名25m滝
写真はH氏(OSK所属)が2006.8.13に撮影
H氏編、続百山渓では、1987.11.29、②で登り①で降りている。33年前の11月末、さぞ水は冷たかったでしょう
ホハレ峠からの部分は割愛しました
☆ 追伸
・この稿で、ヤマップを絶賛しましたが、過信は禁物。私は1年半ヤマップを使っていますが、登山開始時、2度画面に地図が出ないことがありました。原因は不明、確率で2パーセント程度ですか
ヤマップは下山時に、道が間違っていないかを確かめる程度で、基本は地図とコンパスで登ることを心掛けてください
「車のナビと同じように、山でGPSを頼りにすると、地図を見なくなりますよ」
2020年6月8日(月)~9日(火)3人
行程
8日 6:25揖斐→ 7:46ホハレ峠→ 11:40入渓地→ 13:43テント場(泊)
9日 5:00出発→ 7:53山頂8:03→ 9:37テント場→14:00旧門入集落→ 16:45ころホハレ峠→ 藤橋温泉→ 揖斐
奥揖斐の山で千回沢山、不動山は上級の山と言えるだろう、徳山ダムができて日帰りは困難となったことと、沢歩きのため、地図読みが難しい
登るコースは①今回の入谷~大入谷~千回沢へ上るコース、②入谷~蔵ヶ谷~中の谷から、③ダムができる前は揖斐川本川鬼生谷から、④揖斐川本川を塚で渡渉し、三角点「西勝谷」、「滝谷」を経て残雪期に1泊2日で千回沢、不動を往復した豪傑もいる(No112で書いたXさん)
②は25m滝など中の谷(ナカンタニ)に3段滝があり沢登り上級コース(私では無理)、①で上り②で下るのが一般的? 前置きが長い
千回沢山は2014年6月29日に登っている、この山を地図、コンパス、高度計で登る自信はなく、Xさんの応援を得て登った。最後の最後、沢を左に登って山頂西側約100mのところに出て強烈なヤブを1時間くらい漕いだ(時速100m)記憶がある
今回はまだ登ったことがない2人を案内した。間違えないよう3人でGPS(YAMAP)を駆使、一度も間違うことなく山頂の西10mの稜線にでた。 “ 体力さえあれば馬鹿でも登れる ” は言い過ぎか!!、今回のコース、写真で紹介します
8:27 黒谷左岸のホハレ歩道、今週雨が降れば一気に草が伸びる
9:27 もうすぐ門入旧集落、昔この地を引隠(ヒッカクレ)と呼んだ(※1)
11:40 入渓地(帰りに撮ったもの、赤布が下がっている)ここで昼食
13:11 地図676m手前(上流を撮る)
13:11地図676m手前(下流側)
13:32 桂の大木(ご神木?)※2
13:43 テント場着
5:00出発(3:50に起床)
5:31 溯る
0720 2m滝を上るが石がもろく断念、右に巻いた
7:32 笹現れる(山頂手前)
7:56 山頂に標識がないので手書き
8:05 山頂奥にドウダンツツジ
山頂では10分ほど休息して下山
8:29 オオベニウツギ
9:04 忘れな草
9:47 テント場着(早いけど昼食、帰りのお茶も作る)Sさん撮影
12:07 二人は沢の深みを避け、右岸に上がるとヤブと蔓の洗礼(約30m?)
14時ころ門入着、H農園にH夫人がおられ、今年初めての挨拶。冷たい、美味しい水をたっぷり頂き、黒谷でも冷水をたっぷり飲んでホハレ峠へ帰りました
今日のコース、2mほどの滝が3つほどあるだけ、沢靴さえあれば登れます[ハーネス、ザイルなど不要、(240センチシュリンゲは2本用意しました)]、ただ、長い
☆ 今日の反省など
・同行のSさん、沢分岐で右ではないか、左ではないか、という(GPSで自分の位置がわかるので)“3分後にGPSを見れば間違いはすぐにわかる” と答えた
・テント場からは荷物を最小限にして3人アタックザックで上った。赤布を忘れたと私がいうと2人は赤布を持っていない。テント場から10分しか経っていなかったので取りに戻った(10分ロス)
・赤布は初日入渓したところ、滝をまいて下りたところ、2日目は滝を上ってすぐのところ、巻いて降りたところ、山頂手前(標高で20mくらい)で完全に沢の気配が消えたところに付けた。すべて赤布の良さ(確実な安心・安全対策)を感じた
・スマホ歩数計で初日15422歩、二日目19273歩、意外と歩いていなかった
※1 ヒッカクレ(引隠)この場所は、道が直角に曲がっており、出征兵士や口減らしのため紡績工場など出稼ぎに行く娘たちを、村から見送っていると急に人影が見えなくなり、名残惜しさが尽きないところ
※2 千回沢(センガザワ)は昔広い原生林地帯、良材は索道で塚の三軒屋へ出したという。この木の近くには索道に使ったワイヤーの残骸があり、この大木を支点に使ったか、ご神木としてこの大木だけは残したのか ※は美濃徳山の地名p243、257参照
・参考に
②のコースの「中の谷」の無名25m滝
写真はH氏(OSK所属)が2006.8.13に撮影
H氏編、続百山渓では、1987.11.29、②で登り①で降りている。33年前の11月末、さぞ水は冷たかったでしょう
ホハレ峠からの部分は割愛しました
☆ 追伸
・この稿で、ヤマップを絶賛しましたが、過信は禁物。私は1年半ヤマップを使っていますが、登山開始時、2度画面に地図が出ないことがありました。原因は不明、確率で2パーセント程度ですか
ヤマップは下山時に、道が間違っていないかを確かめる程度で、基本は地図とコンパスで登ることを心掛けてください
「車のナビと同じように、山でGPSを頼りにすると、地図を見なくなりますよ」