奥揖斐山荘

奥揖斐の山、揖斐の伝統文化や料理など紹介

門入探訪 No405

2023-08-25 03:30:49 | 山登り

門入探訪

2023年8月22日~23日(火~水) 4人(♂2∔♀2)とテンポナシ小屋オーナーIさん(♂)

 揖斐に勤めているという女子(24歳?※)が旧徳山村・門入に興味があるという。高齢者の我ら、高齢者の小屋のオーナーと話ができるかと聞くと、いつも高齢者と山に登っているので大丈夫と返信。行く内容を話し、門入・門入出身Iさんを案内・紹介した

 

 行程:7:00揖斐発=8:20ホハレ峠2km先の下山口~10:10小屋着~一服後♂は台風で荒れた自家水道(水源地タンク清掃∔パイプエア抜きなど)整備、♀は小屋掃除~12:00昼食・門入談義~14:50登山口~15:35三角点「牛尾」691m登頂~16:20小屋着~交代で風呂・食事~♂二人がギター演奏etc

 二日目:予定した三角点「岩穴」963m登頂は雨で中止、7:00朝食~門入談義~9:30Iさん門入旧集落案内11:10~昼食~13:30帰途~15:50駐車地~16:30揖斐

 

◇ 今回撮った写真を紹介

8:17 駐車地

 

8:34 いきなり急坂を標高差約180m降る(帰りの登りがキツイ)

 

12:12 オーナー奥さんが作った芋の煮もの。ストーブで温めると更に美味しい

 

14:53 牛尾登山口付近

 

15:34 牛尾三角点と愛用のポール

 

15:36 山頂のブナ林

 

17:29 持参した筋の煮込み13串、すぐに売れ残りわずか

 

 

◇ 翌日

9:36 墓地跡に咲いていた花

 

翌日12:16 女子が切った胡瓜ちくわ

 

12:19 久しぶりに食べた卵ごはん

 

ストーブで栃餅とジャガイモを焼く

 

13:10 お土産までいただく

 

13:35 オーナーとお別れ

 

13:35 オーナーとお別れ2

 

14:37 荒れた小飛倉(コビクラ)谷付近を歩く女子

 

15:17 急登の途中に咲いていた花(蔦の花?)

 

15:46 下山口着

 

◇ 旧門入集落の図

◇ 現地では弓の名手、今井源次郎伝の話(美濃徳山の地名🅟259に詳しい)などを聞く

・村の井戸は2ヶ所あった。お茶を飲むときは山側の井戸水を使った(上の井戸の方が美味しかった)

・八幡神社のお宮の下の川をお宮の下だから「宮の下」、西谷川と黒谷合流付近を「じよもの川」、門入大橋のある辺りの川を「じんだの川」・・・徳山の家には各屋号があり、じよも、じんだはその家の屋号。じよもの川はじよもの家から降りた川付近の意味

・集落から下流側のお墓のある辺りの川を「どろまき」と呼ぶ

・下着やおむつはどろまきで洗った(下流だから?)

・昔、門入にお風呂がある家は少なく、夏場は川で行水、冬は月に2~3回風呂を沸かした。今日はうちの家で風呂を沸かしたぞというと15~20人が入浴しに来た。親戚や近所の人に先に入浴してもらうと湯が汚れきってしまって、家人のために夜になって再度風呂をわかすこともあった

・宮の下では行水はできなかった(お宮付近だから・上流だから?)。暗くなると(女たちは)じよもの川、じんだの川で隠れて行水した

Iさん、その他たくさん門入の昔話をしてくれました

 

 

☆ 今日の反省など

※ 女の子、門入行きの急坂が降りれるか、また、いきなり小屋オーナーと会わせる訳にはいかず、一度能郷白山に誘って品定め(?)しました (笑)。彼女、今回の門入行ではノートと鉛筆もって熱心にオーナーの話を聞いては質問しメモっていた(Iさんは上機嫌でした)

・牛尾に登るとき、履いている長靴にヒルが何匹も登ってくる。その度に払い落とすが、小屋に戻ると臍の下にヒルに喰われた痕が!!。翌日、自宅に戻って裸になると脇腹3ヶ所、胸に1ヶ所、計5ヶ所食われていた

・4年程前にも徳山に興味があるという女子がいて一緒に門入を訪ねたことがある。その娘は徳山踊りまでマスターし、徳山団地の盆踊りにも参加。結果、私が案内した徳山出身の夫婦の息子と結婚した。縁とはそんなものですかね

 

◇ 牛尾:門入の牛はホハレ峠からではなく山手(旧徳山村8集落の1つ)から峠を越えて来た。門入と山手は街道が通じていて、牛の通行もあった。坂を牛が登らないので牛のお尻(尾)を後ろから押したので、おしお(牛尾)山と言った。Iさんは「おしお」と訛る。昭和47年度の調査では1960年には牛が38頭ほどいたことになっている

 

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