松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

AKUMAで少女 のレビュー

2008-07-26 12:33:08 | 一般書籍で思うこと
どういう経路でおすすめに入ったのかよくわからないのですが、とにかくアマゾンのマイページにて紹介されていたのが『AKUMAで少女』シリーズだったのですよ。
んで、途中から読むのは気持ちが悪いのでシリーズ第一作を検索したところ、絶版になっているようで、中古しかありませんでした。中には『状態がよい』『コレクターズアイテム』という理由で定価より高い価格設定のものも。

そんなにマニアックな商品なら、まあ「ブックスいとう」ででも見かけたら買っておこう、程度の気持ちでいました。
そしたら、近所の本屋で普通に売っているじゃないですか。それも、ちゃんと棚にシリーズが並んでます。
さすが、松浦行きつけの店だ……。

で、小説としての評価ですが。
文章、構成、ともに最低ランクです。正直、プロの仕事とは思えませんでした。
ただ、あとがきがプロでした。
著者である、わかつきひかるさんは自称、ジョブナイルポルノ作家。2001年のデビューですでに21冊(2007年時)出版されているとか。
職人ライターという視点で見直してみると、この本の存在理由がわかるような気がしました。
変にとんがっていない。
破綻していない。
見せ場はこまめに挿入。
そして、仕事が早い。

まあ、そういうタイプの人なんですね。
コメント
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