挑戦者はつらいよ

今、新作の仕込み作業をしています。
まだまだ挑戦者である以上、持ち駒作品を増やしておく必要があるのはもちろんのこと。手法の幅も広げなければなりません。
ま、これは永遠に続くのかもしれませんが。
とにかく、手を変え品を変え、で戦い続けるためにいろいろやってます。

大まかに松浦の歴史をたどると、
初期からデビュー作『裏山の秘密基地』までは、間接話法にくくられるやり方。
途中、ごちゃ混ぜの期間もありますが、
『真琴ちゃんの遊学』から現在進行中の作品までは直接話法です。

わかりやすくいうと、裏山の秘密基地だったら、主人公の心の声も鉄平は～と思った。と書く。
でも、近著では、僕は～。にしている。
三人称と一人称と区別しても、そんなに外れてはいない。

で、今取り組んでいるのが、一人称の表現を広げて細工を仕込めないか。ということ。
あんまり書くと、ネタバレになるし、全体像のイメージが固まっていないのでばれるもなにも、書きようがないのだが。とにかく、一人称を基本に、ちょっと工夫を凝らしてみようと思っています。