田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

秋田の伝統野菜「山内にんじん」

2013年11月03日 | 湖畔の杜レストランORAE

湖畔の杜ビール、湖畔の杜レストランORAEのミミです。

湖畔の杜レストランORAEで提供している「ORAE 秋田の伝統野菜プレートセット」の伝統野菜のご紹介です。

今日は「山内(さんない)にんじん」です。

この人参も過去に盛んに作られていたものの、衰退の一途をたどった伝統野菜のひとつです。

一言で人参と言っても長さが15センチから長いもので60センチと牛蒡のようなものまであります。

色も黄色味の強いものから紫色系のものと多岐に及んでいます。

皆さんが見慣れている人参は五寸型と言って15~20センチ位のオレンジ色のものです。

山内人参はと言いますと、長さが30センチ以上にもなり、見慣れた通常の人参よりかなり長く若干細めです。

現在、五寸人参が主流となっている事からもお分かり頂けるように、中長型の山内人参は消費嗜好の変化もあって市場から遠ざかってしまいました。

しかしなが平成17年頃から山内に固有のこの人参を復活させる動きが高まり、保存していた種から系統選抜して栽培が開始されます。

山内と言うところは昔から農産物の新規取り組みに非常に積極的なところだったと思われます。

有名な「いもの子(里芋)」もそうですが、山内で栽培されている葡萄もその始まりは大正時代まで遡ります。

新しい取り組みと継承という風土が山内には在るなという印象です。

さてこんな土地で育てられている山内にんじん、味が濃く身もしっかりしているのが特長です。

「ORAE 秋田の伝統野菜プレートセット」では、サラダとお味噌汁でお出ししております。

生のものと煮たものとで、それぞれの美味しさをお愉しみ下さいませ。

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長くて色も濃い目です


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