田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

「ORAE 秋田の伝統野菜プレートセット」期間延長いたします

2013年11月06日 | 湖畔の杜レストランORAE

湖畔の杜ビール、湖畔の杜レストランORAEのミミです。

仙北市で開催されていた種苗交換会に合わせて10/31から本日まで提供させて頂いた「ORAE 秋田の伝統野菜プレートセット」ですが、各方面からの反響も多く、お陰様で大変好評でございました。

「もう終わりなのですか!」のがっかりしたお声が心に響きまして・・・・、

提供期間を延長させて頂く事に致しました!!

今のところの予定では、11/10(日)までと考えております。

お越しになれなかった方は是非、お召し上がり下さいませ。

1日20食限定ですが、ご予約も賜ります。

湖畔の杜レストランORAE 電話 0187-58-0608

004w

●湖畔の杜レストランORAE 「秋田の伝統野菜プレートセット」 1575円

1、プレート内容

①、田沢湖産「ひろっこ」のピクルス 胡瓜と共に

②、「三関のセリ」むし 白しょうゆ仕立て

③、「横沢曲がりネギ」焼き浸し

④、田沢湖深山幽谷が育んだ鱒のスモーク

⑤、*田沢の長芋と田沢湖山中のばっけで作った 長芋とばっけの味噌コロッケ

⑥、*西明寺栗焼き

⑦、「カナカブ」の漬物

⑧、「石橋ごぼう」と鶏肉の炒め

2、御飯

*田沢湖産てんこ小豆と「とんぶり」「石橋ごぼう」のしょっつる炊き込みご飯

3、サラダ

「山内人参」と大根のサラダ 生「とんぶり」あしらい

白ゴマドレッシングで

4、お味噌汁

「山内人参」と「山内いものこ」のお味噌汁 秋田味噌で

「 」内は秋田の伝統野菜(秋田県の定義による)

*は郷土作物(秋田県、あきた郷土作物研究会による調査)です


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秋田の伝統野菜「ひろっこ」

2013年11月06日 | 湖畔の杜レストランORAE

湖畔の杜ビール、湖畔の杜レストランORAEのミミです。

「ORAE 秋田の伝統野菜プレートセット」に使用している伝統野菜の紹介です。

今日は「ひろっこ」です。

萌芽したてのアサツキを「ひろっこ」と言います。

と言っても春、畑から出た新芽を言うのではなく、雪の下の地熱で種球から萌芽したものを言います。

「ひろっこ」、これは秋田だけの呼び方かと思いきや、山形もひろっこと呼びます。

ひょろひょろとした状態と若いと言う事を指して「ひろっこ」と呼んだのかと思っておりましたが、アサツキの来歴をたどると平安時代に遡るとの事ですから、もしかしたら江戸時代に北前船で持ち込まれたものなのか、はたまたアイヌ民族と共にの越冬の知恵として伝わったものか・・・と勝手に想像を膨らませております。

何の根拠もないのですが、農家が雪の下の地熱で萌芽したものを頂いてきたという単純な歴史ではない気がしてなりません。

降り積もった雪を掘り土からわずかに顔を出した「ひろっこ」は黄色い色味でいかにも柔らかいと言う感じです。頂けるのは積雪期間の12月から3月までです。

秋田ではニシンに豆腐、「ひろっこ」を入れた貝焼き「かやき」が定番ですが、山形はタコやイカ等と酢味噌和えして頂くようです。

いずれにしても魚介類と合わせて頂くあたり、古くは冬のご馳走であったと思われます。

深く積もった雪を掘り起し、土にまみれた「ひろっこ」を冬の小川で洗って頂いてたわけですから、その苦労の分ご馳走と言っていいと思います。

さて湖畔の杜レストランORAEの「秋田の伝統野菜プレートセット」では、今のプレートセットで皆様に「ひろっこ」を味わって頂きたく、春にピクルスにして今秋に備えました。

根本のふっくらした部分は酢漬けにしても美味しいので、ピクルスはおすすめです。

酢漬けにすると、らっきょ風になります。

箸休めには最適ですよ。

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酢漬けになっている状態の「ひろっこ」


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