TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

2015年秋の寄せ植え

2015-11-23 03:03:21 | ガーデニング
ボルドー、あるいはピノノワール…茶色がかった紫のトーンを作りたいと思った。
ビオラの「るびーももか」と「しんしん」からイメージを膨らませ、
鍵となる葉ものをじっくり見て回る。
まるでジェラートのようなネーミングが並んだヒューケラの棚。
そこから「ピーチクリスプ」と「チェリーコーラ」を選んだ。
カラーリーフはもう2種類。
葉先が鮮やかなピンクの「ルビノイデス」と名前が不明の渋いトーンのもの。
丈のある「チョコレートコスモス」を中心に据え、
「ガーデンシクラメン」の濃さから「しんしん」の淡さまで
周囲360度のグラデーションを追求する。

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“Listening to Rain Sound Bungalow”

2015-04-29 00:50:24 | ガーデニング
行きつけのガーデニング・ショップ、ワンダーデコールのバンガローで
すばらしい雨音に出合った。
部屋の中で雨音を聞いたのはいつ以来だろう。
マンションのような密閉された建物に住んでいると、
屋根からはおろか、奥まった窓を雨が叩くことさえ稀である。
イタリア語で雨は “la pioggia(ラ・ピオッジャ)”
この響きの如く、雨にはリズムや強弱がある。
しばし耳を傾けてその音に聴き入った。
谷崎潤一郎の『細雪』には「聴雨庵」なる別荘が登場する。
三女・雪子の結婚相手が貴族出の男に決まり、京都・嵯峨にあるこの庵へ招かれた。
市川崑監督の映画ではこのシーンがさりげなく見事に再現されている。
この風情ある名前に倣うなら、ワンダーデコールのバンガローは
“Listening to Rain Sound Bungalow” といったところか。

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爛熟のシャーリー

2015-04-26 00:28:54 | ガーデニング
間もなく花びらが落ちるだろう。
爛熟を迎えたシャーリーの姿は、
白の絵の具に赤と青を足し、軽く混ぜて筆を走らせたかのような色調。
蕾から咲き始めはクリーム色だった。
色の移ろいに魅せられてから、チューリップはシャーリーと決めている。

数日前にフィギュアスケートのペア、ミシュクテノク&ドミトリエフ組(ロシア)の
アルベールビル五輪フリーの動画を観た。
パープルトーンのコスチュームで舞ったリストの「愛の夢」。
フィニッシュのポーズがシャーリーの落花と重なった。
フィギュアでこの曲を誰が最初に滑ったかは知らない。
しかしながら少なくとも浅田真央やチン・パン&ジャン・トン組以前に
こんなにも美しい演技があったとは。

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純白のクリスマスローズ

2015-03-22 01:23:22 | ガーデニング
一週間の時間差で咲いたクリスマスローズ。
先に咲いた方が、後咲きの純白を守っているかのようなポーズ。
久々に美しい白を見た気がする。
中心部のグリーンがまた何とも言えない。
地植えにしてから2年越しで開花した。

2016年5月追記:
このクリスマスローズの品種は「原種系ニガー」。
最後は葉っぱと同じような色味に変わって、目立たないように朽ち果てる。
その奥ゆかしさもいい。




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西洋シモツケの紅葉

2014-12-01 01:07:45 | ガーデニング
湿り気の多い朝、西洋シモツケ(ディアボロ)の紅葉が目に入った。
昨夜の雨に濡れている。
庭先でこんな赤を見られるとは思ってもみなかった。
晩秋という名の客人を迎え入れた気分になる。

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多肉のお裾分け

2014-11-01 23:04:27 | ガーデニング
夏のあいだにたくさん分岐した多肉植物。
剪定したものを小ぶりのテラコッタに移植して、妹夫婦宅訪問時のプレゼントにした。
これからの季節は成長が止まり、寒気のマジックで赤く染まっていく。
多肉は冬が楽しみな植物である。

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ビオラを愛でる

2014-10-20 00:32:22 | ガーデニング
行きつけの園芸店でビオラを選ぶ至福。
この花を愛でる気持ちが年々大きくなっていることに気付く。
2014年秋の寄植えでは我が家で一番大きなテラコッタをビオラで埋めることにした。
写真奥の左手から時計回りに
ブラックディライト
ビビ クリアオーシャン
ビビ ラベンダーアンティーク
ビビ ラベンダーシェード
ビビ ライトローズウィズブロッチ
この5種に絞るのも相当な時間を要したのだが、
いざ植えるときにはどの順番に並べるかまた悩むことになる。
レジに向かうカートのなかで揺れるのを見、
袋のなかでキュッと凝縮された状態を覗き、
家に着くと取り出して並べてみる。
満足のゆく組合せになったことをようやく確信できた瞬間。

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2014年夏の名残の庭

2014-10-18 23:52:40 | ガーデニング
オベリスクの足元がよく茂った。
メインは紫サルビア、コトネアスター、それに西洋シモツケ。
2014年9月、芝生を刈る前に夏の名残を収める。
秋が深まるとコトネアスターは赤く小さな実をつけ、サルビアとシモツケは葉を落とす。
冬にクリスマスローズとクロッカスが咲いてくれればこのコーナーは完成する。

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束の間のエメラルドグリーン

2014-08-31 01:56:41 | ガーデニング
夏の夜、通勤途中の公園では毎日のように蝉の羽化に出くわす。
土の中から出てきて飛び立つまでのあいだで、全身がエメラルドグリーンを帯びるタイミングがある。
それは羽を伸ばし始めてから整うまでの束の間。
その美しい色彩に足を止めずにはいられない。

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モッコウバラが咲いた

2014-05-18 01:07:37 | ガーデニング
3年ぶりに咲いた白のモッコウバラ一重咲き
ゴールデンウィークを過ぎてからなので、周囲でたわわに咲き誇っていた八重のものより明らかに遅い。
購入した年も確かそうだった。
だいぶん茂ったものの花芽はまだまだ少ない。
それでもほのかな香りが庭に漂っているようで、近くで鼻を当てては開花に浮き立つ。

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