TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

2月の庭から ~ ビオラの紫葉

2011-03-10 00:22:07 | ガーデニング
今年に入ってから朝晩氷点下近くの気温が続いたせいか、葉っぱの変色が著しい。
赤く色づくものもあれば、紫へと移ろうものもある。
前者の代表はゼラニウム。
もともと葉に斑が入っている科で、
朱色が中心部から円形に広がっている様は
まるでインクに水を滴らしたときの実験結果のよう。
一方の紫へと変わったなかでは、特にビオラに惹かれた(写真)。
中心部のグリーンとのコントラストが絶妙。
花色も紫系であればすばらしいグラデーションを楽しむことができる。
顔を覗かせたチューリップの芽には赤紫の筋。
ミントの新芽はチョコレート色に近く、どことなく高貴な佇まい。
冬のテラコッタに息づく密やかな彩りに魅せられる。

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家庭菜園スタート

2010-06-19 09:23:03 | ガーデニング
ジョギングする人、自転車に乗る人と並んで、 野菜を育てている人が身の周りで確実に増えている気がする。
「半農」という新たなライフスタイルの話も最近耳にした。
食べるために働くのではなく、半農によって食費を抑える。
収入が落ちたとしても好きなことを仕事に繋げてより人間らしい生活を送る、というものらしい。
そんなトレンドに乗って?、遂に我が家でもミニ菜園をスタートさせた。
元はと言えばかみさんのリクエスト。
あのミシェル・オバマ米国大統領夫人が、
児童たちとホワイトハウスそばの芝生を掘り起こして
家庭菜園を始めたというニュースにも触発されて。

Step 1
手始めに大型シャベルを購入。
道具は少ないほうがいいですよ、という店員さんのアドバイスに従って
鍬(くわ)も芝カッターもこれ一本で兼用することに。
Step 2
杭にヒモを巻いて、地面に畑の形=長方形を作る。
それに沿ってシャベルを地面と垂直に入れてゆく。
Step 3
フライ返しの要領でシャベルを芝の下にもぐらせる。
テコのように動かすと思ったよりも簡単に剥がれた。
Step 4
あとはひたすら耕して、石ころを取り除いたり、塊をほぐしたり。
深さの目安は30cm。
Step 5
日を改めて、プロトリーフで薦められた「家庭菜園のたい肥」と「珪酸塩白土ミリオン」を混ぜる。
粘土質だったのが幾分ふかふかになった。

土を耕すのは無心になれる不思議な時間。
じわっと汗が滲み出ると、新しい夏の洗礼を受けた気がした。
ミミズを数匹見かけたので案外いい土かもしれない。
プランターでは限界のあった大葉やベビーリーフが
地植えだとどのように成長するか楽しみである。

http://www.es-inc.jp/lib/lester/newsletter/100530_114650.html

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パープルトーンのチューリップ

2010-05-03 10:37:58 | ガーデニング
昨年秋に植えた我が家のチューリップは3種類。
その時の記憶が薄れ、色は赤、白、紫と勝手に思い込んでいたところ、こんな風に咲き揃った。
ほんのりと紫がかったシャーリー、赤紫のパープル・プリンス、そして濃い紫はクイーン・オブ・ナイト。
なかなか見事なパープルトーンの組合せである。
かみさんが生協で注文したチューリップの球根セット。
きっとありふれた品種が届くのだろうと期待をしていなかっただけに
このハイセンスな色合わせは意外で、かみさんは鼻高々。
「生協の球根は鮮度も優れているのよ」とたたみ掛けてきた。

今回特に楽しませてもらったのがシャーリー。
蕾から初期にかけては薄いクリーム色で、
しばらくすると花びらの縁や中心に紫の線が入り始める。
やがて地の色は白から淡い紫へ...
同じものとは思えないほどに変化していった。

低温続きのおかげで花が長持ちした今年の4月。
でもそろそろ終わろうとしている。

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ブーゲンビレアの輝き

2009-10-13 22:29:40 | ガーデニング
もう10月だというのにテラスのブーゲンビレアが鮮やかに咲き誇っている。
購入したのは今年の6月。
店頭で開いていた花が散ると葉っぱまで元気を失ったように見えた。
しかし追肥が功を奏したのか、夏の陽射しを吸収して今では約3倍の大きさに成長。
8月には再び花芽が付き、今回がシーズン3度目の開花である。
植物学的に言うと一見花に見える部分は “ガク” で、“花” はその中心部にあるのだそうだ。
ガクの色はこのマゼンタカラーが一番いい。
南イタリア、ハワイ、沖縄...太陽の眩しいリゾートにブーゲンビレアはとてもよく似合う。
我が家でもそんな雰囲気を味わってみたいと思った。
この花が終わったら剪定を施して、屋内用の白い鉢で冬越しの準備をしよう。

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別世界的名店 Vol. 1 ~ 横浜・ワンダーデコール イングリッシュコテージ

2009-02-21 10:50:25 | ガーデニング
一歩足を踏み入れると別世界、訪ねることが幸せ…
すっかりファンになってしまったそんなお店を書き連ねてみたい。
Vol. 1は横浜市青葉区鉄町(くろがねちょう)のワンダーデコール。
イギリス直輸入の石材オーナメント、ガーデニンググッズ、アンティーク等を販売しているお店。
小さな川べりに佇む石造り風の店舗と一本の大きな柳の木は、
周囲の自然をイギリスの田園風景に昇華させてしまうほどのセンスを湛えている。

246下り、市ヶ尾先の立体交差を右折、上麻生線を川崎の柿生方面へ。
道幅も空も広い快適な道路でこのまま運転していたい気分にさせられるが、
ほどなく「鉄町」の信号の先、左手に姿を現す。
このあたりはよい意味で田舎、車を降り立つと風の匂いが違う。
白モッコウバラがまるでシャワーのように枝垂れる初夏、
バードバス(小鳥の水飲み場)に氷が張っているのを子供とそっと手に取った冬の午後、
小さな窓から灯りが漏れて、フェンスやオベリスクがシルエットに変わる夕暮れ時、
雨の日の濡れたグリーンと石の表情…
どの季節、どの時間帯、どんな天気の日に訪ねてもすてきな時間が流れているが、
R. I. の印象にひときわ強く残っているのはある晩秋の日のこと。
植物が色を変えながら朽ち果てていく様、建物の壁を這ったツタの跡など、
その造形美にはっとさせられた。
アンティークの陶器に置かれた木の実がまるで宝石のようなオーラを纏っているのにも目を奪われた。
どのディスプレイも “イングリッシュコテージ” という額縁のなかで一廉の絵になっている。
鉢植えや庭のアイディアを拝借したり、たまにガーデニンググッズやアンティークを買ってみたりと、
日常から開放されてイマジネーションの翼を自由に広げられる場所。

2011年11月追記:
首都圏を横断した2011年9月21日の台風15号の影響により、柳が倒木した。
少し残念である。

http://www.wonderdecor.co.jp/

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