TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

ようこそテディベア

2012-01-21 00:46:37 | ガーデニング
「すっごーい!!」と両手を顔の横に広げてビックリの店員さん。
そう、ミンモが引いた棒の先は金色(一等賞)だった。
ワンダーデコール恒例のクリスマス抽選、5,000円以上の買い物でクジを引かせてもらえる。
ハズレはなし、なかなか魅力的な景品が並ぶのは以前から知っていた。
「一等は金色のリボンが巻かれているものからどうぞ」と言われて
ディスプレイを眺めてみると...

その瞬間、棒の先からは光が放たれていたような気がする。
薄暗い店内でミンモのカチューシャとエクボの横顔、
フカフカのフードが付いた水色のジャンパーがパッと照らし出されたように感じたのは
こちらも高揚したせい?
そこで思い出されたのは、ハリー・ポッターが魔法使いの学校に入ることになり
学用品としての杖を選んでいるシーン。
~ハリーは杖を手に取った。急に指先が暖かくなった。杖を頭の上まで振り上げ、埃っぽい店内の空気を切るようにヒュッと振り下ろした。すると、杖の先から赤と金色の火花が花火のように流れ出し、光の玉が踊りながら壁に反射した。~
J. K. ローリング著、松岡佑子訳『ハリー・ポッターと賢者の石』第5章 ダイアゴン横丁より(静山社、1999年)

実はママゴンがレジのテーブルでイヤープレートを選ぶあいだ、
これなあに、とクジの箱を触らせてもらっていたミンモ。
先っぽの色を確かめてはそれは◯等賞と店員さんから説明を受けていた。
なので、こっそりと金色の棒を覚えてしまったのかなという疑いは無きにしもあらず。
だって神経衰弱のとき、自分の前に同じ数字のカードを仕組まれたことがあるからね(笑)。
まあ本番はそれから時間も経っていたし、
「アタリは自分の近くにあるもんだよ」と語っていた副校長先生を思い出して引き当てたと言うから、
これはミンモのツキ、ひいては我が家の幸運ということにしておこう。

話は戻って一等賞の品々。
どれも一等がいかに価値あるものか一目瞭然の豪華さであった。
陶磁器にシェードが被せられたランプもすてきだったが、ここはテディベアの石像にすんなりと決まった。
ミンモがそれを望んだし、小首をかしげて座っているその姿は文句なしにかわいかったから。
抱き帰って体重計に乗せてみると約12Kg。
腕に来たのも当然、でも家族が増えた不思議な気分である。

ところで、クジの入った箱もアンティーク調。
棒は割り箸や竹串ではなく何だかオシャレにできていて、
そんなところも手を抜かないのがワンダーデコール流なのである。