古内東子1995年リリースのアルバム『Strength』は今でも時々聴きたくなる作品だ。
NYのトップミュージシャン達によるバックはとびっきりグルーヴィーで心地よく、
詩には彼女の恋愛哲学のエッセンスが丁度よいさじ加減で収まっているように感じる。
以前から一度ライブに足を運びたいと思っていたアーティスト。
昨晩、活動20周年記念ベスト・アルバムのリリース・パーティーと銘打ったライブに出掛けてきた。
古内本人は以前より幾分ふっくらとして健康的な印象。
胸元が大きく開いたオレンジ色のドレスを纏っていたせいかもしれない。
歌唱中は会場の隅々にまで視線を送って彼女の世界を懸命に伝えようとする。
一番好きな♪「Strength」をナマで聴きたかったのだがそれは叶わず。
しかしアンコールでサプライズ・ゲストとして登場した平井堅とのデュエットがすばらしく、これを聴けたのはよかった。
昔レコード会社の片隅で所属アーティスト同士として紹介される場面があり、
そのとき平井は挨拶代わりに古内の曲をフェイクも完ぺきに歌ってみせたのだとか(確か♪「Distance」と言っていたような)。
そんな秘話というか思い出話のあと登場し、客席は大いに盛り上がった。
歳月の流れを投影した♪「さよならレストラン」という新しいデュエット曲。
終始平井の歌唱力に圧倒された。
今宵のミュージシャンたちも精鋭揃いでそのプレイにちょくちょく目が行っていたのだが、
彼が歌いだすと絶対的な中心となってバンドの存在は瞬時に遠のいたのである。
そんな訳で、お洒落なスーツからグリーンのシャツを覗かせ、センスのいい花束を携えて登場した平井堅の印象は、
R. I. のなかで急上昇。
同時にアニバーサリー的なイベントに旧知のゲストがサプライズで登場するという演出の威力を目の当たりにしたのだった。
家に帰って♪「Strength」を聴いて改めて気付いたこと、それはコーラスの多さ。
バンドにコーラスがいなかったことも、歌われなかった理由の一つなのだろうか。
2013 2.7 thu. 1st
http://www.bluenote.co.jp/
NYのトップミュージシャン達によるバックはとびっきりグルーヴィーで心地よく、
詩には彼女の恋愛哲学のエッセンスが丁度よいさじ加減で収まっているように感じる。
以前から一度ライブに足を運びたいと思っていたアーティスト。
昨晩、活動20周年記念ベスト・アルバムのリリース・パーティーと銘打ったライブに出掛けてきた。
古内本人は以前より幾分ふっくらとして健康的な印象。
胸元が大きく開いたオレンジ色のドレスを纏っていたせいかもしれない。
歌唱中は会場の隅々にまで視線を送って彼女の世界を懸命に伝えようとする。
一番好きな♪「Strength」をナマで聴きたかったのだがそれは叶わず。
しかしアンコールでサプライズ・ゲストとして登場した平井堅とのデュエットがすばらしく、これを聴けたのはよかった。
昔レコード会社の片隅で所属アーティスト同士として紹介される場面があり、
そのとき平井は挨拶代わりに古内の曲をフェイクも完ぺきに歌ってみせたのだとか(確か♪「Distance」と言っていたような)。
そんな秘話というか思い出話のあと登場し、客席は大いに盛り上がった。
歳月の流れを投影した♪「さよならレストラン」という新しいデュエット曲。
終始平井の歌唱力に圧倒された。
今宵のミュージシャンたちも精鋭揃いでそのプレイにちょくちょく目が行っていたのだが、
彼が歌いだすと絶対的な中心となってバンドの存在は瞬時に遠のいたのである。
そんな訳で、お洒落なスーツからグリーンのシャツを覗かせ、センスのいい花束を携えて登場した平井堅の印象は、
R. I. のなかで急上昇。
同時にアニバーサリー的なイベントに旧知のゲストがサプライズで登場するという演出の威力を目の当たりにしたのだった。
家に帰って♪「Strength」を聴いて改めて気付いたこと、それはコーラスの多さ。
バンドにコーラスがいなかったことも、歌われなかった理由の一つなのだろうか。
2013 2.7 thu. 1st
http://www.bluenote.co.jp/