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和歌山県新宮市の熊野川町へ向かって,和歌山r229を北上した.足郷トンネルを過ぎてからは,大きさも距離も小さい隧道が幾つも現われる.トンネル越しに見える緑の景色が美しかった.
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この道は走り難さよりも,秘境感あふれる景色の方が印象的だった.全長40キロメートルある道のりも,気が付けば終盤に差し掛かっていた.冒険がもうすぐ終わってしまうことに対して,少し寂しい心持ちがした.
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10月初めなのに,切り立った柱状節理の断崖には,樹木が青々と生い茂っていた.この景観こそが紀伊山地,という気がしないでもない.すばらしい景観を噛みしめながら,進んで行くことができた.
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終点はもうすぐだ.最後まで気の抜けない道路状況は続いたが,和歌山r229はすばらしい景色を見せてくれた.この日は日曜日だったが,交通量はソロのライダーと二回すれ違っただけだった.
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和歌山r229を無事に走り切って,地方主要道の44号線に合流した.ここでほっと一息ついて,持参していたお茶を飲んでいると,パンフレットを片手に外国人の観光客二人が歩いていた.熊野古道へと行くのだろうか.この辺りは国籍関係なく,色々な楽しみ方があるのだ.そんなことを思いながら,帰路へとオートバイを走らせるのだった.
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