三連休の最終日は,体調がすぐれないのでオートバイはよして,京都府は宇治市にある萬福寺へ,電車を使って出かけることにした.
萬福寺は中国から渡来した隠元禅師が,徳川四代将軍家綱公らの尊崇を得て,1661年に開創された寺院である.日本三大禅宗(臨済・曹洞・黄檗)のひとつである黄檗宗の大本山だ.
創建当初の姿をそのまま今日に伝える寺院は,日本では他に例がないという.国の重要文化財にも指定されている.寺院の建物は,屋根付き回廊で結ばれており,この回廊の重厚で落ち着いた雰囲気がすばらしい.
寺の中心部には,弥勒菩薩と呼ばれる布袋尊が鎮座する天王殿がある.萬福寺の公式サイトによると,布袋は七福神の中で唯一の実在人物といわれており,後梁時代の契此(かいし)というお坊さんがそのモデルだという。
ちょうど昼頃に訪問したということもあって,参拝客はほとんどいなかった.主要建物や回廊,額などをゆっくりと写真におさめながら楽しむことができた.境内にはわずかであったが,紅葉した木々たちの姿もあった.
たまにはカメラをさげて,のんびり歩き回るだけの休日もあっていいかもしれない.
身なりより もっと光る あなたの心がけ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます