ここ最近になって、朝の気温がぐっと下がって、冷え込みが強くなってきた.同時に日の出の時刻も遅くなってきて、日の出を拝むチャンスも増えることになる.朝型ライダーにとって、いい季節になってきた.
11月最初の休日、まだ暗いうちに自宅を出発して、オートバイを和束町へ走らせる.日の出には間に合わなかったけど、腰越峠のタイトコーナーから和束町の幻想的な風景に出会った.快晴の下、和束町には霧が立ち込めていた.
この幻想的な光景は2022年の8月と12月に立ち会った時の風景と近いが、季節も違うし、また違った気象学的条件によるものだと思う.霧は一か所にとどまらず、西から東へと流動していく.その有様は、まるで生き物のようだった.
霧の量については、過去2度あったうちで今回が段違いに多い.和束町のシンボルマークでもある茶畑に囲まれた安積親王陵墓は、最初こそ霧にすっぽり隠れていたが、徐々にその姿があらわになってくる.
この後、すぐに安積親王陵墓の麓までオートバイを走らせてみたが、これまでと同じで霧の中に入ってしまうと、視界はそこまで悪くなく、すこしモヤっている程度だった.この幻想的な光景は、遠景からだけ見える光のマジックかもしれない.次にこの光景に出会えるのは、何年後になるだろう・・・
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