池原ダムで休憩した後は,熊野の七里御浜海岸を目指す.池原ダムから海までは,遠いように思えるが意外と近い.下流の七色ダムまではあっという間で,神川町から三重r34の峠道を快走すれば海岸まですぐにたどり着く.
朝から何も食べていなかったので,熊野市内のコンビニで食料を調達してから七里御浜海岸へ向かう.山は涼しかったけれど,海沿いは太陽からの陽射しが容赦なく降りそそぐ.じっとしているだけでも汗をかいてしまうほどだ.それでも,青い海がとてもきれいで,暑さを忘れさせてくれた.
まずは,海岸へ降りるためのスロープに腰掛けて食事を済ます.後はカメラを持って波打ち際の手前まで行って,暑さでくじけるまで,海をただただ眺めるだけだ.波がかなり強くて,波の音以外は何も聞こえなかった.
こんなに海が好きになったのはいつからだろう.関東にいたころは,海は混雑するし暑いしで懲り懲りだったように記憶している.それだから,オフロードバイクで山ばかりを走っていた.海が好きになったのは,少なくとも4年前に関西に来てからだと思う.
2年前の春,コロナ禍になってから,誰もがそれまでなかったストレスを抱え込むようになったと思う.そんな中,熊野や尾鷲のきれいな自然,特に海の景色が乾いた心を潤してくれた.きれいな景色を前にして,カメラのシャッターを切っている時だけは夢中になれる.今までなかった感覚だと思う.
コロナ禍3年目の夏も七里御浜の美しい海を見ることで,何とか乗り越えることができそうだ.波打ち際に1時間くらい滞在しただろうか.気付けば汗でぐっしょりだ.カメラのファインダーを覗くとき,汗が片側の閉じた目に入り込んで少し痛かった.
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