北山村から尾川川沿いの三重r52を東へ駆け抜けていく.目指すは,海の見える熊野市だ.海が近くなってくると,展望が悪くて,視界の開けない県道でも,時折,真っ青な海が樹木の隙間からその姿を見せてくれる.
そして,三重r52も残すところあと少し,鬱蒼とした紀伊半島特有の樹林帯を走り抜ける.すると,急に視界が開けて,辺りの山々を見渡すことができる.素晴らしい天気で,太陽の光がとても眩しく感じられた.
辺の山は,明るく緑色に輝いているようにも見えた.クスノキだろうか,黄緑色のもこもことした丸い樹木は,遠目から見るとまるでブロッコリーのようだ.紀伊半島では,このブロッコリーのような樹木が現れると,海はもう近い.
海を目指し,熊野市街に向かって,あとはもうストレートの多い下り坂を駆け抜けていくだけだ.国道42号線に合流し,七里御浜海岸沿いを北上していく.獅子岩,そして鬼ヶ城のトンネルを通過し,国道311号線で静かな波田須や新鹿方面へ向かうことにした.
国道311号線では,紀伊山地と七里御浜海岸を遠目から眺めることができた.半年振りに見る風景だけに懐かしくもあり,いつも以上に美しく見えるのだった.
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