自転車で東京～大阪６００㌔：奈良

到着は天王寺、と勝手に決めていたので、２４号２５号を繋いで奈良を抜けるルートをとりました。で、奈良県侵入！あともうちょい。

自転車で東京～大阪６００㌔：ご褒美

時刻は４時くらい。ガストによって大量に補給を摂ります。もう祝福モードに入っているのでノンアルコールビールで自分に褒美を授けます。大和郡山のシャープ工場を遠くに眺めながら斑鳩の里を目指します。いつも仕事でシャープ栃木矢板工場によくいくので、今回の卒業旅行で矢板、亀山、大和郡山全て制覇です。残りは広島工場のみ！

自転車で東京～大阪６００㌔：斑鳩

中学校２年生以来の法隆寺です。寺は拝観時間終了していましたが遠くに五重の塔をみて記念撮影。遠回りしてきたのでまだ大阪まで４０㌔。

自転車で東京～大阪６００㌔：柏原

やりました！大阪府突入です。あと１０数㌔でもうテンションはうなぎのぼり。で、ここで妻にラブコール。
私「天王寺のゴールで待っててちょ～」
妻「え！？ゴールは新大阪よ！私のホテルは天王寺であなたは新大阪に宿をとったの…」

はげちゃぴんです。勝手に考えていました。２０㌔のおかわりが決定しました。少し逆ギレした己を反省しつつ、７時に天王寺駅前に。
ここまで５７７キロ
平均速度２３.８キロ
時間２７時間

気を取り直して妻が待つ梅田のヨドバシカメラへ。

自転車で東京～大阪６００㌔：梅田

妻が待っていました！ゴールの模様をおかんに電話で実況中継したいた模様。
あまりの嬉しさにちび黒サンボよろしくぐるぐる木の周りを回ってしまいました！

自転車で東京～大阪６００㌔：梅田

お疲れ！
お疲れれもん号！
お疲れおれの尻！

今回軽いノリで「何とかなる」ではじめたこの旅行でしたが、言うは易く、行なうは難し、実践することの難しさを走り出して実感しました。特にサドルの上で何か人生について考えたわけでもなんでもないですけど、自らの足でこれだけの距離を走ると、実際の距離の尺度が体に染み付く印象があります。この尺度は自ら歩んだものにしかわからない貴重な財産になったのかも。とにかく思っていたより日本の国土は広かった！よい思い出になりました。

自転車で東京～大阪６００㌔：淀川

戦いの後…翌日は京都にサイクリングでもぷらっと行くかと一路しょうこりもなく京都を目指しますが、「後３０㌔」の看板をみて怖気づいて帰ってきました。妻と９時過ぎに待ち合わせをしたので大阪に自転車を置いて３，４時間クリートのついたカーボンソールの靴で歩き回っていたら足がひどく痛くなる始末。今回の旅行で痛めた箇所は、結局尻と足裏でした。

自転車で東京～大阪６００㌔：エスカレーター

じっくり大阪を回るのは久しぶりですが、いろいろな意味でカルチャーショックが！こっこれか話に聞いたエスカレーター右並び！！！すごすぎっるっ！大阪人歩くのはやっ！

自転車で東京～大阪６００㌔：銀河入線

鉄道マニアの私は京都大阪に行くたびに寝台急行銀河にのってしまいます。今回もご多分にもれず自転車の三分の一の時間で帰ります。鉄道マニアと一緒に写真とりまくり♪

自転車で東京～大阪６００㌔：荷物

車掌さんに断ってデッキに愛車をくくりつけ、後は５分で夢の中…

自転車で東京～大阪６００㌔：旅の終わり

列車の心地よい揺れと共にチャイムと同時に起きたのが大船でした。横浜駅で長い旅も終わりです。
しばらくこの旅の記憶に熱病のようにうなされるのでしょう。

また行こうかな…
つぎは九州？
四国？

自転車で東京～大阪６００㌔：終わりに

結局日本橋から我が家まで604.21㌔でした。
途中嫁さん、友達、掲示板の方々に励ましてもらいました。ありがとうございます。
みなさんも一度やってみたら？

勝因：
気合
体力
34☓27Tギア
川崎isoyaで組んだ鉄フレーム
日焼け止めクリーム
ビーフジャーキー
股ずれ防止クリーム
上半身（背筋腹筋）

敗因：
ゲル入りサドルカバーの不備（痛くなってから欲しくなった）
DHバー（静岡での西風対策。これがあればもっと楽に岡崎、名古屋までいけた筈）
ヘッドホンステレオ（道中の暇対策。鼻歌には限度が）
背中に「東京～大阪」のゼッケン（これで応援してもらいたかった）