Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

大弛峠OFF 下山編

2007年08月27日 | 超級山岳
頂上で記念写真などを撮った後、いよいよ今まで自分の足で稼いだ2000m近くを30km以上下っていくデザートタイムです。 大弛峠、上の方はあまり路面状況がよくなく、段差、穴、溝、砂利、砂、ガレ道など登りのときには余裕をもって避けられた危険箇所が諸所出没します。そんなときも先頭から「段差!段差!右に穴!」など声をかけあって集団走行したので安心感がありました。夜ダウンヒルをしたらおそらく五体満足で下山できないでしょう。



ちなみに、ニョホホさんは甘いものが大好きですが、下りのデザートはお口に合わないらしく、一時捜索隊を出されました。無事期間の後記念撮影。

この後の乙女湖への下りでMax. 72kmを記録。ペダルを踏まずに惰性で。
おそるべし86kg、ペダルをとめても前の人にぐんぐん追いついてしまい、ブレーキの酷使が心配になってきました。(この後現実となる)

30kmダウンヒルを終え、麓の交差点で車列が途切れるのを待っていると、パンクの神が我が後輪に降臨しました。「パヒューン」
我がイソヤ手伝いエースのタグくんによると
体重が重い>ブレーキ熱によるリムへの攻撃がきつくなる>熱によりチューブが膨張する>プラスチックのリムテープが圧力に屈し、リム穴にクレーターができる>スポークが進出して、チューブに「☆型」の穴をあけ、パンク

ということで、最近多発していた☆型パンクの謎が解明しました。リムテープを布製に換えれば耐久性があがるとのこと。そういえば、もうワンセットのホイールは半年以上パンクなしなのに、こっちのはホイールは一ヶ月に一回はパンクするのがおかしいとは思っていました。

塩山に生還し、ぬるぬる粘り気がある塩山温泉で息を吹き返し、駅前でご当地名物ほうとう+馬刺し+ビールで小宴会をして、家路につきました。

下記50kmオーバーでダウンヒル中の皆様の雄姿をThank you noteに代えさせて頂きます。

◇◇◇メンバー紹介◇◇◇


KIDさん



今回の山岳王、Shigemixさんと、ご近所のS岡さん



南アルプスのピエポリことカズノさんと、マドン乗りマントさん



この画像は貴重です。ダウンヒル中の幹事ニョホホさん。(腰の引け具合と表情が雄弁)



将来のエース たぐ君でした。

大弛峠OFF 登山編

2007年08月27日 | 超級山岳

スタートと同時に斜度7~8%のロングストレートが聳え立ちます。写真をとりつつ、15分に一回くらいは休憩して、アベ10kmでまったりと~まったりね~なんてブリーフィングしたのは数分前。しかし私はクライマーという人種を良く理解していなかったようです。


Shigemix & KIDの二人がドビューンとアタック!既にバトルが始まり、あっという間に芥子粒のように小さくなっていきました。 おぉぉぉ熱いぜ!と追いかけますがすぐ最大心拍に達してしまい、ペタリとサドルに座ってしまいました。



(逃げが決まり、集団はサイクリング気分で先頭を泳がせています。)というわけではなく、グルペットが形成されました。 この後4km地点の神社で一度合流。当初の「休憩しつつ」プランは瓦解し、自分のペースで乗ることになりました。結局先頭の二人はこのあと26km以上ノンストップで登ったらしいです。ありえね。

編集部注:先頭集団のアタック合戦の実況中継はこちら。読むだけでアドレナリンが出てきます。 

この4人+私の5人集団もこの後寸断され、3人の追走集団と私とS岡さんの70kg 80kgコンビのグルペットに分かれます。頑張ってペースを上げようにもペースが上がる前に心拍が最大心拍の185を越えてしまうので、諦めて刻むことに。苦しい区間でしたがS岡さんと二人で励ましながら進み続けます。二人で登ると心強いんだな。 途中湧き水スポットや要所要所で休憩しつつ、前を目指します。 残り12kmくらいになると5km位の緩斜面区間があり、ここでだいぶ足は回復します。ですが、この頂上まで7kmを切ると再び勾配がきつくなり、もう体が言う事を聞いてくれません。 踏めていた足が売り切れる>引き足をつかってごまかす>足が攣りそうになる>ペースを落す>攣りそうな足をマッサージするため、休憩が増える>遅くなる また、上半身も登り始めほどがっしり体幹を支えてくれないため、ダンシングがふにょふにゃになってしまいます。

これは撮影用なので空元気だしてます。もう残り5kmからは重量級コンビS岡さんと共謀して、1km毎に休憩し、風景を撮りながら行くことにしました。


S岡さん、膝痛いのに顔は笑ってます。マゾお父さんです。


頂上まで3kmを過ぎると山肌の樹木が高山性のものに肌合いを変えてきます。もうこの時点で2000mは悠に越えています。


残り1km!!!この木製ガードレールが見えればゴールは近い!そしてゴール!頂上では先にゴールした皆さんが待っていてくれました。先頭のShigemixは2時間を切りそうなタイムだったそうです。途中でもう一人のヒルクライマーとランデブーし、残り3kmからアタックを仕掛けて勝ったとかなんとか、そんな熱いバトルが繰り広げられていたとは…おいらのタイムは2時間30分でした。
頂上の気温は18度。サムイサムイ。小屋にてご飯タイムです。
あったか~いカレーを8人の男たちがカレーをジュースの如く飲み干しました。

自転車競技では、体重が1kg減ると10kmの登りで20病の差がつくらしいです。つまり、大弛にあてはめると、1kg=1分。トップタイムと私の差が30分。体重差も30kg。

愛車が今9kgくらいで、こいつをフルカーボンフルデュラエースにかえて7kgにしても、この峠では2分しか短縮できないということか・・・。7kgの車体には50ウンマンかかりますが、体重を2kg減らすのにはウンマン円は必要ありません。ウンマン我慢が必要なだけ。ウェイトコントロールの大切さを痛感しました。体重落して再挑戦じゃ!!


大弛峠OFF 東神奈川~塩山

2007年08月27日 | 超級山岳


朝6時前に、東神奈川駅に集合です。



一番前のスペースに進駐し、自転車5台!!をくくりつけます。



この後は八王子経由で中央線を塩山に向かいます。車中は大人の遠足状態。車窓に広がるはブドウ畑や、桃の果樹園、気分高揚。



塩山の駅にて分解作業。このあと信玄公の菩提寺でもある恵林寺を経由して、牧丘道の駅にてマントさんとShigemixさんと合流。軽く自己紹介タイム。みな体重と最小ギアを申告してスタートします。Shigemixさんはロッククライミングもやる人だそうで、体重が54kg ??? (編集部注:57kgの間違いでした。)一見しただけで重力に逆らうのがすごく得意そうな体つきです。私の今朝の体重が86kgですから、重量差は私の自転車3.5台分くらい。

牧丘のコンビニで補給をして、ガイド役の私を先頭にスタート!


大弛峠オフ

2007年08月27日 | 超級山岳


友達のニョホホさまや、今回知り合いになりましたShigemixさま、マントさま、朝練メンバーKIDさん、S岡さん、タグ君らと日本国内でも3本の指に入る超級峠、大弛峠2360mを登ってきました。詳細は後日アップしますが、こんな企画たてるんじゃなかったよ…と思うくらい厳しい登りが容赦なく3時間続きました。だが終わってみるとみんなニコニコの笑顔笑顔、盛りだくさんの大いなるマゾ企画は無事終了したのでありました。

で、調べてみるとわかります。大弛峠のスバラシサ。なんてステキ!3大ツールの名だたる峠と比べても、遜色ないエグさ。
距離、標高、獲得標高ではガリビエに次ぎます。

本人はあけて月曜日有給をとってこんな時間にこんなことしてますけど、他の皆さんは仕事になっているのかね・・・