Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

富士あざみライン+スカイライン:Bチーム暴走会

2008年06月07日 | 超級山岳
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(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪ニャンコの御霊よ安らかに眠りたまへ・・・

にゃんこ~出てこ~い


この物語は二つの糸で、紡がれています。
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一つ目の糸は、○クボ先生のエルグランドが、7日早朝エンジン始動をした時に始まりました。
エンジンスタート
「ニャー。」
「ネコバスにようこそご乗車下さいました。当ネコグランドは、これより川崎に向かいます。フニャー」
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6月15日の富士あざみラインレースに備え、試走に行くであろう噂を嗅ぎ付けたニョホホ氏が、仲間入りを希望、だったらBチームの坂馬鹿にも声をかけるか、ということでさくぞう先生と生協のS石さんが参戦。当初は電車で行く予定であったが、○久保先生が車を出すということになった。それを聞いたさくぞう氏が、「三本登っときます?」と逆提案。
ただですら大変なあざみライン試走が、下のエキストリームポタリング試走イベントになってしまった…
今回は、富士山初挑戦S石も殴りこみ、新メンバーとしての研修もかねる。

まずは、川崎に集合し、東名高速をひた走る。



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海老名SAにて。
「おい、ニャンコ。そんなところで、暖をとるもんじゃない。早く出て来い!」
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↓前日あざみ本番用に、P若旦那にMavic R-SYSを貸してもらいました。ホイールまわりの400g近い軽量化と、11-18Tの山岳ギアで、あざみモンスターに迫る!


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須走駐車場にて。
「おい、ニャンコ。起きろ。ツンツン。」
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↓私以外の4人は、レースにはでないツーリング目的(もちろんあざみラインにツーリングなどありえないのだが)なので、先にいってもらう。みんながスタートした5分後に、スタート。
R-SYSインプレ①
剛性が高く、真円のスムースな回転体をきれいなペダリングを意識して回せる。剛性が高いので、パワーダンシングをかけても全くよじれることなく、パワーを受け止めてくれることから、前に勝手に押し出してくれる錯覚を味わえる。これはいいわ…


↓馬返しは、全開より3分ほど遅く到着。ただし馬返し前で登坂リズムがロックオンした。
馬返しを超えて先頭に出て、24%区間にはいると、後ろからさくぞう先生とS石さんの歓喜にも似た歓声が聞こえてくる。変態だ!


↓振り返れば佐久蔵先生が蛇行を始めた。始まりました地獄の坂ラッシュ!
この20%区間で時速6km/hで進んでいると、佐久蔵先生が後ろからダンシングで「フヌヌ~」とアタックしてきた!どこまで無茶をする!!


↓馬返しからゴール2kmまでは、さくぞう先生と抜きつ抜かれつ。25Tのさくぞう先生は、蛇行+休むダンシングを多用。ニャロメは直行+28Tをとにかく回す作戦。あまりの激坂に毎度ながら何度も脚を着きそうになります。
とにかく、8.6kmキロポストまでは、我慢我慢。


↓今回は、飛び道具+28Tが効いたか、蛇行はあまりせず真っ直ぐ登れ、アタックポイントもしっかり追い込んで、タイムは1時間13分59秒。5分短縮!
さくぞう先生もS石さんも初挑戦にもかかわらず1時間15分前後でゴール。速っ~~


↓霧まみれの五合目を後にし、下山途中馬返しで集合。さくぞう先生の下山ウェアに注目。

…最後の3kmのロングストレートで最高速チャレンジ。そして…自己最速記録を樹立!!
最高速度:86km/h
もう、これは自転車のスピードではありません。この速度域になると空気の壁が尋常じゃないです。で~ぷりむを買えば90km/h狙えるかも??
R-SYSインプレ②
登り性能も凄いが、下り性能に感動した。
樹脂スポークの振動吸収性が剛性を損なわず乗り味の快適性を確保しているので、悪路も安心してノーブレーキで突っ込める。格別の安心感!


↓今日の二本目、表富士スカイラインへ


↓さくぞうの今日の金言:
「あざみ登った後ならスカイラインもスバルラインは惰性で登れる下り坂みたいなもんだよ!」
確かにあざみを比較基準として考えれば、6%の勾配なぞ平地に見えます。


↓とはいえ、この2人がじりじりとペースをあげるので、あっという間に心拍数はあがり、一人旅に…
二本目の超級山岳なので、出力が次第に低下、脚を軽快にまわしているつもりでも、速度はサブ10km/h



↓七曲の駐車場で一度休む約束をして、そこに到着した時、先行した二人がなぜか同じ所をクルクル回っていました。何やってるん?と聞いたところ、
佐久蔵:「Bチームのプライドにかけて、足はつかぬ!ムフフ」


↓R-SYSはくるくる回ります(^u^)イヒイヒ


本日の二本目ゲット!
ちなみに今日は恐れ多くも頭から靴下まで山岳賞ポルカドットで正装しました。これを着たら情けないヒルクライムはできませんが、今日スカイラインを登って来るサイクリストは皆無でした。


↓もろだし。
○クボ先生。まだまだ元気。


↓表富士を下り始めたのが2時半。これから車で富士吉田まで移動し、4時に登り始められれば、当初のBチーム企画の意図が達成できます。スバルラインは三つのモンスターのなかでも斜度が一番緩く、佐久蔵先生によると全工程平均勾配が-5%らしいので、回復走をしながら登頂できるでしょう(虚勢)


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下山後。七ケ塚駐車場。
「おい、ニャンコ。起きろ!ツンツン。ガシガシ!」
「お前、臭いぞ。なに食ったんだ。」
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…ここで記録は途切れます。
スバルラインを元気に登るBチームプラチナ会員の写真は、実存しません。
なぜ幾許かの体力を残してスバルラインを登らず、富士宮焼きそばを食べて帰らなかったのか?

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↑ネコグランドを心配そうに見やる○クボ氏。
御殿場のN産ディーラーにて
開発スタッフ:「新機軸ネコエンジンの開発ですが、ネコがエンジンと一体化したため、解体後、告別式を行います。」

そうそう、朝のネコバスのアナウンスは、ニャンコが★になった瞬間の、われわれへのお別れのメッセージだったのだ…

 フワーリ
  ⊂⊃
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
彡 V ニャンコの御霊よ安らかに眠りたまへ・・・

さよならニャンコ。これからも我々の安全走行を見守ってくれ。
(・人・)ナムー

後日譚:
現在ネコバスはネコボルトに不具合が生じ、入院中です。