Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

Liege Bastogne Liege観戦記

2009年04月27日 | Weblog
ウン10年ぶりの欧州であります。土曜日に出発し、日曜日の深夜、ここはベルギー、ワロンヌ地方の州都リエージュであります。

せっかくの機会ですので、ぜひ本場のレースを観戦したいと思い、無理やり予定に組み入れてしまいました。


5時にフランクフルトに到着。ここからインターシティに乗って一路ベルギーへ・・・


・・・その前に、フランクフルトですからフランクフルトを喰らいます。ムッホッホ。


ライン川沿いを遡上します。


日本国内では絶滅した食堂車にて、家族会議を行います。議題は『電車の移動が楽しい件について』


ケルンの大聖堂をチラ見して・・・列車は国境の町、アーヘェンへ。


こ、こ、こ、コンチネンタルタイヤの本社ハケーン!いつもお世話になってるダス。


一夜あけて、リエージュの朝。よくテレビの画像でみる、マリオネット人形でやんす。


ホテルのすぐ側がランベール広場、スタート地点です。朝9時にはCofidisのゆるキャラ君を含むキャラバン隊が出発します。


優勝候補の一人、バルベルデ君のスペアです。


優勝候補の一人、王子君のスペアです。
今日は全員Cento1 1で、Le Roiはいませんでした。ションボリ。


お~ブイグだブイグだ。新城君はいますかね~


本人光臨!!!
『三日前にフレッシュ・ワロン走りましたがもう疲れはとれました♪今日も頑張ります。』


土井選手もインタビューに応じてくれました!
『今年は今日にピークを合わしてきたので、気合入ってます。もともと逃げに乗るのは予定通りです。』
『今日のバイクは150万円するんですよ~SRM, 電動デュラ、そしてニューホイールです』


そして、砂田カメラマンも登場です。


土井選手は、Dura Ace 35mmのプロトでスタートの模様。


これ、やってみたいんです。ノコンのゴールドワイヤリング。
五輪金メダリスト サミュエル・サンチェスのオルカ。


不死身の兄者です


スタート直後。舌なめずりする土井選手。


255キロのレースですので、選手が5時間後戻ってくるまでは、朝市をプーラプラします。まずはジャガイモとソーセージを喰らい、


昼ごはんでは、豚と仔牛のミートボール


カルボナードといふ、牛とたまねぎのビール煮を食します。う~ん。日本では味わえない濃厚なお味~♪


オープンカフェで食事をすると、自然と片言のフランス語を使ってみたくなります。トイレにドボ~ン♪


おなかがいっぱいになったら、観戦ポイントへタクシーで移動です。
去年からコースに加えられた、
ラ・ロッシュ・オ・フォーコン「Cote de la Roche aux Faucons」
に行きます。

どこに行くべきか、地元ローディに取材をし、ここにしました。確かにここで勝負が放たれました。


(長さ1.5km 平均勾配9.9%)
何の事はない、牧場の中の坂道ですが、ゴールから2つ目の、しかも急勾配区間、必ずや振るいにかけられる場所です。



待ち時間の暇は、キャラバン隊に紛らわせていただきます。


これが本当のレーパン警察です。本当に警官がレーパンはいてます。

さあ、先頭の位置を知らせるヘリコプターが迫ってきました。

中継情報によると、直前のル・ラデュートの丘からの下りで、地元ワロンヌの英雄フィリップ・ジルベールが飛び出し、集団に30秒の差をつけて逃げているとのこと。もし先頭で上ってくれば地元民大興奮だが、どうか?

ラジオの音声が
Andy Schelek
の名前を叫んでいる!




見えた!


アンディだ!

CNの記事によると、この区間は全身全霊で踏んだらしい。


圧巻の形相で通り過ぎる。
注意深くどのギア比で登っているか確認してください。
この人だけ・・・


つかまってしまった地元の英雄、ジルベール。ちょっと苦しそうだ。


セルゲイ・イワノフが3番手で追加、この後、追走集団がものすごい形相で上がってきた。



アルデンヌクラシックオールスター
左から、
レベッリン、バルベルデ、クーネゴ、クロイツィガー、エヴァンス、フランク・シュレック、サムエル・サンチェス・・・

すげえメンバーだ。

・・・結局このまま弟シュレックが逃げ切り、おそらく母国ルクセンブルグは大騒ぎ!

明日の目的地は、そのルクセンブルグ。