Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

フランダースの鉄

2009年04月29日 | Weblog

軍事マニアにはたまらん一日になりました。当エントリーは一部のマニアにしかわからない、ただしマニアにとっては非常にエントリーレベルの記事になります。ご了承下さい。


朝ルクセンブルグを出発、お昼にはブリュッセルに着きます。まずはタンタンブチックを訪問であります。


大広場でただしい観光客を演じ、


突如、小路に迷い込みます。


現れたのは、怪しげな雰囲気のブラッスリー。
この佇まい、私がこよなく愛する
銀座「三州屋」にそっくりです。


メニューが見事にフランス語とオランダ語のバイリンガルです。これはやられました。
単語をつなげて解読に挑戦だー
jambon ・・・シラネ
blanc・・・白いjambon
gouda・・・ゴータ?
levain・・・シラネ

steak tartare・・・タルタルステーキだな
salade de crabe・・・シラネ
Krab salad・・・お、オランダ語ならわかる。蟹肉サラダだな!


飲んだくれニャロメは、ベルギーにきてからビール三味です。ランビッククリークと、ランビックギューゼを頼みます。


濃厚、酸味あり、果実味あり、パンチあり。
昼からご機嫌です♪


この後、買い物に励む奥様方に、2時間の自由時間をいただきました。地下鉄に乗って王立軍事・歴史博物館に向かいます。


こいつが遠くに見えたときには卒倒しそうになりました。世界初の戦車、Mark IVです。約100年前の戦車。


ルノーウィペットです。旧日本陸軍が大量購入しましたね。


久里浜汽船ではありません。ノルマンディー上陸強襲艇です。プライベートライアンのオープニングシーンを思い出しますね。


このブースの前では約10分、無言で立ち尽くしました。


イギリス陸軍マチルダ戦車です。北アフリカでロンメルにけちょんけちょんにされました。


高速戦車チャーフィーです。朝鮮戦争で大活躍しました。


パットン戦車です。奥にみえるのはパーシング中戦車。


これですよ・・・これ・・・
1945年、ベルリン包囲戦にかろうじてデビューが間に合ったIS(ヨーゼフ・スターリン)3戦車

大口径砲の迫力もさることながら、円形砲台、全方位をおおうスランテッド・アーマー、とても1945年のデザインとは思えないです。ソ連の戦車開発の先見性を証明するデザインです。


おぉ!ヤークト・パンツァーです。


働き馬、T34です。


これはかわいいね。対戦車自走砲ヘッツァーです。

・・・これでタイガーかパンサーがもしあったら血管が破裂していたでしょう。このくらいでよかったかも。

大変マニアックな戦車談義、失礼しました。次は飛行機編です。

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ホーカー・ハリケーンです。コクピット後方の帆布張り模様がたまりません。


スピットファイアです。これはロールスエンジン搭載モデル。


っっととっと。グリフォンエンジンのスピットは貴重です。この頃になると最高速度は700kmをゆうに超えてきます。


二階には、スパッドやら、ソップウィッチ・キャメルやら、第一次大戦の名機がころがっていました。


最後に88 mm FlaKにとどめをさされました。



アルデンヌの戦い

2009年04月29日 | Weblog
リエージュでの滞在を終え、一行は神奈川県ほどの大きさのルクセンブルグ国を目指します。

リエージュからはローカル線で。いわゆる、アルデンヌの暗い森の中を、進んでいきます。
気分はすっかり、歴史小僧、森の中の小道、山のひだ1つ1つに思いをはせます。

フランスとドイツの狭間にあって、何度も軍靴に踏みにじられた、アルデンヌの森。世界史を二度も動かすことになった、この深い森を列車は静かに進んでいきます。



雰囲気あるな~


トロワ・ポン
・・・
どこかで聞いた名前だな~(やはり、バルジの戦いの時、ドイツ機甲師団最精鋭のパイパー部隊がこの街を突破している)

妄想が終わると、列車は中世からの要塞の街、いや国、ルクセンブルグに到着。


貸し自転車も豊富。


このルクセンブルグの旗が、昨日のゴール地点ではよくはためいていました。

新聞スタンドをのぞいてみましたが、やはりスポーツ面はアンディ特集です。



ヨーロッパのジブラルタル、というわれる要塞の威容です。


町全体が世界遺産


隣がチョコレート王国ベルギーですから、チョコレート屋さんに誘引されて入ってしまいました。


熱々のミルクにヘーゼルナッツチョコをいれ、時々かきまわし、時々なめなめ、天国の味を楽しんだのでした♪