Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

乗鞍往還記 エコーライン祭り (往路)

2009年08月23日 | 超級山岳
頂上で絶景を得られるかは、山神様の機嫌次第。


終始絶景に恵まれ、運の良かった土曜日の記録。

乗鞍はレースモードで登ると、一枚も写真が撮れない。
大会で頂上が晴れても、自分をとった写真がalls○ortsの


のようなものだけ、というのでは悲しすぎる。ε(+A+`)

来週レースに出走するが、レース中思いっきりアルファルトだけ見つめて踏めるように、前撮りしてきました。勝手に使ってくださいwww


富士ライン祭りの推定獲得標高:3286m(ヤビツ5本)
乗鞍ライン祭りの推定獲得標高:2282m+ソースかつ丼峠
一応、来週のイベントの練習ということで…


仕事を終え、金曜日夜10時に横浜を出発。諏訪湖SAで車中泊。結構寝られるものですね。高速1000円のご利益もはじめてなり。
一直線に松本経由で乗鞍に行ってもいいのですが、奈良井宿経由、木祖村通過で乗鞍高原を目指します。が、最後の上高地 乗鞍スーパー林道が工事のため開通していず(白樺峠~乗鞍間)、迂回の憂き目に。


中山道 木曽路の白眉、奈良井宿
この辺りから自転車に乗りたくてウズウズします。しかし、乗鞍に長野側からとりつくには、どの道をえらんでも路肩狭い+路肩濡れている+交通量多いトンネルを自転車で走らなければならないので、我慢。我慢。


(; ̄Д ̄)どうやって離合するのでしょうか。ここに自転車で突っ込めと!

セオリー通り無料駐車場に車をとめ、テンションのあがる二人が走り始めます。
天気も良くなり、快晴に変わっていきます。


休暇村の手前で、今日の目的地がはや視界に入ります。ウヒョー!
雪渓がありますよ!そういえば駐車場にスキーの機材をもったスキー馬鹿がいましたねぇ…


乗鞍は環境保全のため、バスとタクシー以外の一般車は進入禁止。
=自転車天国
雲の上サイクリングロード




三本滝のリフトまでは淡々と森の中を進みます。ここらへんはどってことのない、普通の峠道。渋峠以上の絶景、と聞いていますがここらへんはそんな予感は特に感じさせません。


まずはZ坂が連続し、このあと九十九折りが始まります。




ゴール地点の雪渓が見えてきました。残り10数キロなのに、どうやってあの高みまで一気に登るんだ?いやな予感がしてきました。


勾配がきつくなり、九十九折りが連続します。
レースだとここでふるいにかけられるんだろうな~と考えながら、パシャパシャと写真を撮りまくります。


これはたまりませんね。激坂系九十九折りは、体力さえ残っていればリズムよくメリハリつけて登ることができるので、結構好きです。


首回りに、日焼け止めを忘れました。翌日の今、ヒリヒリです。


標高は2000mを軽く超える。空気が薄い。
中盤戦はまだまだ続きます。乗鞍はとくに中盤がきつい。終盤は絶景があなたを解脱の境地にいざなってくれるので、勝手にペダルが回ってくれるから心配いりません。


すれ違うサイクリストの笑顔^^笑顔^^笑顔^^


うぉー!上の方はどうなっているんだー!早くイキテー!


森林限界が近づいてきました。標高2500m近く。
こうなると、二人は完全にラリってきます。あっというまに山神さま憑依です。




渋峠に似て、上の方は勾配が緩くなります。ただスケールがさらに雄大で、空間が、広い!


自転車はサイコーだ!


空へ飛び込んでいく!


よく登ってきたなぁ








眼前を支配するは、圧倒的な青と緑の世界。その中にときどき他の色がこうやって混ざり込むと、それは鮮烈な印象をうけますよね。






道中は、ニョホホ氏と二人で大撮影会でした。本気で走っているときにゴールスプリント以外で下ハン握るわけがありません。全部虚像です。




この雲の上絶景の楽園、ずっと続いていて欲しい…永遠に登りつづけたい…
と思っていると、結末はあっけなくやってきました。


日本道路最高地点、ゲットだす。

復路

乗鞍往還記 スカイライン祭り (復路)

2009年08月23日 | 超級山岳
往路から


頂上には、バスで登ってきた多くの登山客が。

せっかくここまで来て、降りて帰るのももったいない。
岐阜側に下りてもう一本登り返しましょう。

*来週レースする人、レース終了後このルートも登ること。宿題です。


日本全国に生息する3000羽のうち、100羽がここ乗鞍岳に生息しているそうです。
え?このサングラスをかけた種族のことではありません。

らいてう

です。

ちなみ、どうでもいいですが、英語でらいてうは
Ptarmigan
とつづります。どうやって発音するのしょうか?
答えを下から選びなさい
①ファルミーギャン
②プタルミーハン
③ターマガン
④m9(^Д^)プギャー


北アルプスのどてっぱらに突っ込んでいくダウンヒルです。気持ちよかー!


下る途中、撮影スポットを見つけると猛然とプレーキをかけます。


頂上から下ること15㎞平湯の入口まできました。
ここで踵を返し乗鞍スカイラインを登り始めます。
エコーラインが19km, 平均勾配6.6%
スカイラインは13km, 平均勾配7.8%でした。

何事も知らないって怖いですね…コワイコワイ


料金所のおっちゃんが、
「ここから1.5㎞のところで、今朝クマがでたよ~」
と脅します。どうしろと。
熊に刺激されたかニョホホ氏、登坂モードにロックオンし、視界から消えます。
入口から夫婦松まではかなりの急勾配。夫婦松を過ぎても休めるところは少ない。


あまり自信がないが、穂高ですか?バックは?




乗鞍スカイライン、平均勾配7.8%はだてじゃない。
まず、一定勾配が続き、脚を休めるようなところがない。
傾斜自体は大したことないが、常に負荷がかかっていて、メリハリをかけて散らせないので、確実に脚に来る。
絶景は変わらず!


芝生の上に大の字になって、大空を独り占めにする。
雲がちぎっては離れ、ちぎっては離れていく。




ボケーっ。
道路の上で寝転がっていても、交通量ないし。


さて、こちらもゴールが近づいてきました。もう足は二本の棒きれです。




二本目完了。フゥ。

で、下り始めますが、お昼をすぎて空気中の湿度が下がったのか、太陽光線がさらにくっきりと。

なんじゃこの天気のよさ!?


1kmとてまっすぐに下山できません。すべて絶景。


ニョホホ先生、久し振りのクライマーズハイ降臨にかなりご機嫌♪

・・・

マイカー付きツーリングの醍醐味は、時間に押されずおみやげ+食事+温泉が楽しめること。というわけで、下山後はまず温泉でサパーリしましょう。


じゃじゃじゃん。
白骨温泉泡の湯

白濁温泉狂のわたくし、硫黄の残り香が大好きなので、髭、もみあげ、○×△、体中の毛という毛に温泉を刷り込みます。

サパーリしたらおなかが空きました。今回のツアコンは用意周到です。すでにソースかつ丼評論家、さくまさくぞう氏お勧めのお店を聞き出してありました。さて、「まつくぼ」を目指し一路伊那北へ!

街道沿いを走ります。
まだか・・・

まだか・・・

近いぞ・・・


キタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(゜  )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!



噂の300グラム特製かつ丼は、肉厚のため調理に15分かかるそうです。
まつことしばし…

キタ━━ヽ(゜∀゜)ノ━( ゜∀)ノ━(  ゜)ノ━ヽ(  )ノ━ヽ(゜  )━ヽ(∀゜ )ノ━ヽ(゜∀゜)ノ━━!!!




肉厚3 cmの衝撃。ご飯大盛りにさせていただきました。

これだけのボリュームなのに、空腹も手伝って次々とカツをクリア。意外とあっさりしていて、おみそ汁やおいしい漬物もリズムよく手伝って、


本日3本目のかつ丼峠制覇♪


どこよりも速い朝練日記

2009年08月23日 | Weblog
先ほど、朝練から帰ってきました。六郷、大師橋、全部先頭いただきました。


ないないない♪


台座がない♪

まとめ:
FDの羽根の一番下とチェーンがすれて派手な異音がした。羽根を持ち上げてやると異音が消えるので、台座がゆるんでいるのかと思い、台座のねじを増し締めした

FD台座ねじ締めすぎによる金属疲労にて、破断

その場でFDを解体して、ワイヤー整理をして、帰宅しました。