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エクストリーム乗換とは、並行して走る痴呆旅客鉄道の2駅間で行われるエクストリームスポーツの一種である。
駅間の距離が数キロと長く、途中の地形が急峻であるほど好ましいとされる。予定の接続列車に乗車できたかは勿論、接続ダッシュにかかった時間、乗換の美しさ、獲得した座席位置の妙などが主に競われ、一部愛好家の間で人気が爆発しつつある。
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↑今回の乗換駅は上総亀山をセレクト。
朝の7時30分に自宅を出発。土曜日朝からのお出かけはデフォになりつつあるので、チビ太の誘導は楽なもの。
「お父さん先にいっちゃうよ~。」「待ってくださいな~」と玄関に待機してくれます。
8時ジャストの木更津駅行きバスに乗車。
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↑前日夜に久留里線の新型「ニューキハちゃん」を英才教育しておきましたので、この列車を見るなりニヤニヤし始めました。
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↑タイミングよく、房総特急「さざなみ」も到着。これもお気に入りですが、チビ太は「わかしお」だ!と言っていました。
あのね、チビ太クン、内房、外房の違いにより特急名が・・・(以下略)
30年振り(?)に新型車両になったばかりだそうで、車内はピカピカ。ディーゼルエンジンの音も、静粛です。
車内が空き始めたら、散歩が始まりました。そして、「れんけつ見る!」と運転台へ。
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↑「貫通式だ!」と連結部が見れて大興奮の様子。メカニックなところがいたく気に入ったそうです。男の子ですね。
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↑久留里駅を過ぎると車窓はのどかに。そして、終点上総亀山が近づいてきました。
一日の平均乗降客数が100人を切ってしまうこともある田舎の終着駅。
ここはもともと房総半島を横断して大原までいく筈だったが、「不要不急である」として路線の延伸が中止されてしまい、結果盲腸になってしまった路線の終着駅。
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↑終点駅が醸し出す、車止めの哀愁がいいじゃないですか。
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↑さて、ここから養老渓谷駅までの乗換です。距離は16km、途中292mの大福山があります。
最初は平地なので歩いてもらいましたが、「あっ!ありさん」「だんごむしさん!」と時速1km/hを割ってしまったので、ベビーキャリアに乗せて散策開始。
田舎道なので二人で歌を歌いながら山道を進みます。
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↑林道坂畑線の入り口で迷いました。林道にはいってしばらくは、平坦が続きます。
今回の道は、頂上までは全舗装なので、登山としてはあまり面白くありません。自転車だったらいいかも。
大福山の頂上に産廃最終処理施設があるので、ダンプが定期的に通ります。
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↑1時間と少しで山頂へ到着。歩いているうちに昔の記憶がよみがえって来て、最後に思い出しました。
この道は、2008年に林道太郎さんと来た道だ。
林道さんはこの頃を境に林道に目覚めていきます。
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↑山頂見晴らし台には多くのハイカーが紅葉を愛でながらごはんを食べていました。
さて、お弁当の前にオムツを替えますか・・・と靴下に触る・・・
「おや?濡れてる。」
ごめんよ。オムツが決壊していた。こまめに代えなかったパパが悪かった。
・・・とはいえ着替えはワンセット持っていますので、ここで全身お着替え。この後はママに作ってもらったオニギリと、電車の楊枝がたくさんささっているつくねを「おいしいね~♪」と食べていました。
(パパはオニギリ一個して持って来ていなかったため、一部譲ってもらいました。)
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さて、この後は今回の乗換のハイライト、梅が瀬渓谷に下って行きます。ひじょうに趣のある、いい登山道でした。
紅葉は終わりかけていましたが、一部間に合いました。
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↑一通り下りきって渓谷へ。ここからは川を何度も渡っては越え、渡っては越え、川下りハイキングです。
背中のチビ太は「危ない!」「危なくない!」「危なくなくなくなくなくない!」と大騒ぎでした。
2時間半位で乗換できると見積もっていましたが、たっぷり3時間弱かかってしまいました。
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↑線路が見えて安堵。紅葉シーズン最後の週末とあって、駅前はハイカーで芋洗い状態。小湊鉄道も3両の超長大編成で乗客増に対応します。
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↑2008年の画像
駅前の売店で小湊鉄道オリジナル、サウンドトレインを購入。これは小湊鉄道キハ200のエンジンアイドリング音も出て、チビ太は「キハちゃんカラカラ!!」と痛く気に入った様子。
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↑帰宅後、我が家に旅の思い出のジオラマを作りました。
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