圏谷(けんこく)、カール(ドイツ語: Kar)は、氷河の侵食作用によってできた広い椀状の谷のこと。
カールは、(株)明治が発売しているスナック菓子。
ポップコーンに着想を得て1968年、当時の明治製菓から発売された。明治ではカールを日本初のスナック(菓子ではない)として公表している。
名称は昭和30年代に流行した玩具「カール人形」から採用された。
チビ太が大好きな山、北岳の稜線。
左から日本の標高1、2、3 富士山、北岳、間ノ岳
大切にとっておきたい、仙丈ケ岳の下り、馬の背稜線での父子の会話。
パパ 『なんで大人も苦しい山登り、楽しんで登れるの?いつからお山、好きになったの?』
チビ太 『なんででしょうね~?じゃあクイズね。』
① 「りょうせん」からの景色がきれいだから
② お山に登ると、おもちゃを買ってもらえるから
③ 大人の人に、たくさんほめてもらえるから
④ 「さんちょう」からの景色がきれいだから
パパ『う~ん、②かな?』
チビ太『ブッブー!正解は④の山頂からの景色がきれい、でした!』
パパ『山頂からの景色が好きなら、BSのテレビとか、「ぐーぐるまっぷ」で山頂の景色見れれるよ?おうちからね。』
チビ太『ダメダメ!自分の足で登るから頂上の景色がいいんだよ。』
パパ『へぇぇ~!わかってるな~。じゃぁ、どの山頂からの景色が一番きれいだった?』
チビ太 『どのお山でしょう~?じゃあクイズね。』
① 北岳
② 常念岳
③ 雲取山
④ 塔ノ岳
パパ『う~ん、③かな?』
チビ太『ブッブー!正解は北岳、でした!』
チビ太『まこね~、北岳の頂上からの景色にほんとに「かんどう」しちゃったんだよね~。それからお山が大好きになっちゃったんだ~!』
たぶんこの子の人生で最初の記憶は北岳かもしれないなぁ。
金曜日の深夜に仙流荘へ移動し車中泊。5時前には始発のバスに並びました。チビ太は眠い目をこすって起きてきた。一本目のバスに乗りましたよ。
50分ほどバスに揺られて北沢峠に到着!ここで山岳ガイドの5歳児と待ち合わせw
出発は6時半。今日はたぶん日帰りだから、長丁場ですよ~
稜線に出るまでは森の中。苔むした岩が、年間降水量を彷彿させます。
ふっわふわだね~♪
チビ太、最近これを覚えました。
コメツガ
~「米栂」の意で、葉が小型であることを「米(こめ)」にたとえたもの。「ツガ」の由来は不明。~
下を向いて歩いていると、これに励まされます。
標高2500mが近づいてくると、山が色づいてきました。
2時間ほど歩いて、やっと五合目。ここから小仙丈の尾根のコースを取ります。
トイレの心配がある場合、途中に小屋がある馬の背ヒュッテコースのほうがよいかもしれない。
ここまであまり眺望に恵まれない森の中の山道でした。おこじょを探して「おこじょさ~ん!」と声をかけながら登っていましたが、結局見つからず。
ところどころ木々の間から山がうかがえるようになってきました。振り返ると白砂の頂を持つ甲斐駒ケ岳が!
難しい岩場はありません。初心者にやさしい山容です。うちの子供もストックの使い方が様になってきた。
鋸山と甲斐駒ケ岳の間に、あさって登る予定の八ヶ岳が見えます。
そして・・ハイマツの茂みが突然切れ、展望が開けました!すごい眺望!
お楽しみの稜線歩き(登り)が始まりました。きつい斜面ですが、「常念岳に比べればラクチンチン」とのお言葉を頂きました。
八ヶ岳が八つ聳えています。
そしてチビ太の大好きな北岳がとうとう姿を現しました。
「あっ!小太郎尾根!肩の小屋の屋根が見える!」
写真では(一眼レフ忘れた)とれませんでしたが、まさかの槍ヶ岳までくっきりと見えました。
ハイマツの道を進んでいきます。
そして、まず最初のピーク、小仙丈岳に到着。標高2855m。
そして仙丈カールをバックに明治のカール、チーズ味をザックから出すと、見事にパンパン!
爆発寸前。
富士山、北岳、間ノ岳。日本の標高、1、2、3!
『カールでカール、いかっがすかぁ~?』
小仙丈を後にし、いざ仙丈ケ岳へ。
気持ち良い天空の稜線を、軽やかに散歩・・・と思ったらだんだん雲行きが怪しくなってきた。そして、チビ太が一言。
「お父さん。すごくウンチしたい。我慢できそうにない。」
非常事態です!
頂上まであと20分くらいのところですが、背に腹は代えられぬ、分岐を下に、仙丈小屋を目指します。小走りしていくとすぐに小屋が見えてきてホッ。
トイレから出てきたら、山頂はご覧の通りの霧の中。
実は小屋の予約をしていたのですが、翌日は朝から雨だというし(雨の中標高2800からの下山はいやだ)、ここから山頂往復してできないことは全くないが果たして視界ゼロの山頂にどれだけの意味があるのだろうか。
頂上アタックするべきか悩んでいたところ、小屋の親父さんがチビ太に『坊や、頑張ったね。でも山では撤退する勇気も必要なんだよ。』と声をかけました。
その後、『てったい♪』『たいきゃく♪』と歌いながら下山。
山頂は完全に帽子に覆われてしまいました。
いざ下りが始まると現金なものですぐに元気になる五歳児。馬の背ヒュッテに到着。ここで日本一おいしいカップヌードル(500円)をペロリ。
ダケカンバの幹が水平に伸びている様は、冬場の豪雪の重さを表します。
馬の背から五合目からの登山道。紅葉が始まっていました。
薮沢小屋手前の滝
苔むして静かで平和な森の小道
朝の6時半から、延々とあるいて3時に北沢峠に帰還。
「俺、もう疲れ果てちゃったよ~」
「缶の蓋、開ける元気ないよ~!」
最近「俺」を使うようになりましたw
正確には頂上踏んでいないけど、百名山バッジもらっちゃった!
登山の後にはお腹の肉食恐竜が暴れますよね。お約束のこの店へ。
5時25分に到着、開店は5時半からでした。
肉食w いつ来てもここのカツのボリュームはすさまじい。
チビ太がソース苦手か不安だったので、無理をいってハーフ&ハーフにしてもらいました。結局最後はソースつけましたけどね。
肉食恐竜も大喜び。
夜は諏訪温泉に泊まっちゃいました。最近はインターネットで個々に宿を調べるのが面倒なので、温泉の旅館案内所に丸投げすることを覚えました。硫黄の匂いがしていいお湯でした。
合計時間: 8時間27分
合計距離: 10.37km
最高点の標高: 2932m
累積標高(上り): 1193m
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます