夜中に不審なガサゴソ音…。
あまりに近いので飛び起きると、子供の手を広げたぐらいの大きさのクモが…。
ハエ叩きも、シューーも手元に無いので、エアガンで始末しちゃった…。途中、装弾不良で慌てふためいたりしたが、手入れはちゃんとしておかないとダメだなぁ…。
でまぁ、翌朝、四散したクモを片付けないと色々と支障も出るので、掃除機でンゴォ~っとしてたら、珍しいお客さんがレースのカーテン越しにいた。
とかく、自然の豊富なまま開発の進まない所に住んでいると、こうした来客も珍しくは無いと思うのだが、あにはからんや、このお客さんは生まれて初めてこの地で見る者。かつて、東京の麻布台に住んでいた時には珍しくも無いほどに来客としてお目に掛かったものだが、幼少の頃から変わらぬ自然に恵まれたこの地ではなかなかお目に掛かれていなかったのである。
先日は千葉へ行くのに早起きして出発を待っていたら、ひらひら…っと何やら飛んでいる。新聞配達の兄ちゃんが不思議そうに私を見ていたが、私が不思議だったのは「ひらひら…」の主の方で、紛れも無い「こうもり」。
これだって、いておかしくないこの地でありながら、ここで見たのは生まれて初めてである。
その代わりに、全く見なくなった者もいる…。
今年はカエルの合唱が聞こえない。昨年はほどほどに聞こえて来てはいたのだが、今年は皆無。この時期になれば、うるさいほどの合唱が当たり前だったのに。
また、この時期の雑木林は宝の宝庫でもあった。ちょいと早起きするなり、夜更かしするなりして雑木林に入れば、カブトムシやらクワガタは虫かごいっぱいにゲット出来た。
まぁ、これらは雑木林を壊してモータープールなんぞが出来た頃からパッタリといなくなってしまったので、急に…ってワケでは無いけれど、寂しいものである。
かつては、夜の網戸にホタルが飛んで来て、幻想的な光を見せてくれたりもしたのだけれど、小さなドブ川でさえコンクリートで護岸されてから消えてしまった。
挙句の果てには、その小さな川でさえ、ダイオキシンで汚染されたと、ワイドショーが取材に来てしまう程になってしまってからは、アメリカザリガニすら姿を消してしまう。
田畑や雑木林を壊して、産廃の最終処分場やモータープールを作ったからといって近所が格段に便利になったという事は無い。人の便利さすらなっていない上に、貴重な自然がボロボロなんである…。見た目だけではなく、そこに住んでいた「住民」をも消えてしまった。
なにもかも失われてしまうんじゃないか…って恐れはあったのだけれど、だからと言ってどうする事も出来ない事が、致し方ない事だと、何もしてこれなかった、何もしなかったのはやはり間違いだったのかも知れない。
そう考えると、新しいお客さんの来訪も僅かな救いなのかも知れないなぁ。
どうせヒマなんだから、何が出来るか考えてみようかな…。
あまりに近いので飛び起きると、子供の手を広げたぐらいの大きさのクモが…。
ハエ叩きも、シューーも手元に無いので、エアガンで始末しちゃった…。途中、装弾不良で慌てふためいたりしたが、手入れはちゃんとしておかないとダメだなぁ…。
でまぁ、翌朝、四散したクモを片付けないと色々と支障も出るので、掃除機でンゴォ~っとしてたら、珍しいお客さんがレースのカーテン越しにいた。
とかく、自然の豊富なまま開発の進まない所に住んでいると、こうした来客も珍しくは無いと思うのだが、あにはからんや、このお客さんは生まれて初めてこの地で見る者。かつて、東京の麻布台に住んでいた時には珍しくも無いほどに来客としてお目に掛かったものだが、幼少の頃から変わらぬ自然に恵まれたこの地ではなかなかお目に掛かれていなかったのである。
先日は千葉へ行くのに早起きして出発を待っていたら、ひらひら…っと何やら飛んでいる。新聞配達の兄ちゃんが不思議そうに私を見ていたが、私が不思議だったのは「ひらひら…」の主の方で、紛れも無い「こうもり」。
これだって、いておかしくないこの地でありながら、ここで見たのは生まれて初めてである。
その代わりに、全く見なくなった者もいる…。
今年はカエルの合唱が聞こえない。昨年はほどほどに聞こえて来てはいたのだが、今年は皆無。この時期になれば、うるさいほどの合唱が当たり前だったのに。
また、この時期の雑木林は宝の宝庫でもあった。ちょいと早起きするなり、夜更かしするなりして雑木林に入れば、カブトムシやらクワガタは虫かごいっぱいにゲット出来た。
まぁ、これらは雑木林を壊してモータープールなんぞが出来た頃からパッタリといなくなってしまったので、急に…ってワケでは無いけれど、寂しいものである。
かつては、夜の網戸にホタルが飛んで来て、幻想的な光を見せてくれたりもしたのだけれど、小さなドブ川でさえコンクリートで護岸されてから消えてしまった。
挙句の果てには、その小さな川でさえ、ダイオキシンで汚染されたと、ワイドショーが取材に来てしまう程になってしまってからは、アメリカザリガニすら姿を消してしまう。
田畑や雑木林を壊して、産廃の最終処分場やモータープールを作ったからといって近所が格段に便利になったという事は無い。人の便利さすらなっていない上に、貴重な自然がボロボロなんである…。見た目だけではなく、そこに住んでいた「住民」をも消えてしまった。
なにもかも失われてしまうんじゃないか…って恐れはあったのだけれど、だからと言ってどうする事も出来ない事が、致し方ない事だと、何もしてこれなかった、何もしなかったのはやはり間違いだったのかも知れない。
そう考えると、新しいお客さんの来訪も僅かな救いなのかも知れないなぁ。
どうせヒマなんだから、何が出来るか考えてみようかな…。