近所のリサイクルショップを覗いたら、破格の値段でヘッドホンが売られており、試しに1つ買って帰る…。
PHILIPSの『SBC HP100』で、定価は¥4000だが、¥498…。見るからにプラスチッキーだし、今風のデザインとも思えない微妙な感じだが、それなりには音もでるだろうから、TV用にでも…ってコトで…。
ググっても出て来ないので、相当古いんだろうと思う。未使用未開封で新品な状態なのだが、案の定、イヤーパッドは劣化し放題で、表面はべろべろ…。あまりにべろべろなので、キレイに剥がしてやったら、あたかも「最初からこーだった…」的なキレイさに。見た目には問題が無さそうに見えるトコロが怖いが、これは仕方ないんだなぁ…。CD屋の視聴機についてるヘッドホンのアレはこーだったんだなぁ…。…お…。同様にべろべろなZ900にもこの手は使えるかな…。
この辺は¥498なので、心おきなくやってのけたりするが、定価近くで買ったとしたら、頭に来るトコロだろうね…。
さて、聴いてみると…
「あら? あららら…!」
全然悪くない。もっとスカスカとか、中がすっかり抜けたドンシャリ…なんてのを想像していたのだけれど、時折妙な響きが現われる以外は悪く感じない。厚みのある低音はそこそこ深い音も出てるし、籠もった感じもなければ、スッキリ聞こえるし、分類すれば「ドンシャリ」だろうと思うが、定価でもこの音なら「アタリ!」じゃなかろうか。
そう思ったんで、追加で2個買ってきた。
こうした形でしか市場に姿を見られないし、補修部品ももう無いだろうから、半ば使い捨て…ではあるけれど、そうも出来る値段なのがウレシイ。
エージングする必要も無いだろうと思うくらいにイイ!音が出ちゃってるから、驚きである…。音に関して大きな不満もなくそのまま箱出しで使える…なんてのは初めてだし。
…良いところばかりではない…。
全体的におチープ感の漂うヨーロッパデザイン…。見た限りで金属的なトコロが皆無である…。DJスタイルにはならないし、コンパクトにもならない。
その辺はまだいい。密閉式とも開放式とも謳っていないが、聴いてる音がほぼそっくり外にダダ漏れ…。適度な音で聴いていても、端から見れば…
「アイツ、絶対耳逝っちゃってるぜぇ…」
的な、熱い視線が注がれるだろうコト必死。当然、遮音性も皆無で、密閉式なスタイルで開放式な開放感を得られちゃう。TVの音なんかそのまま聞けちゃうし。
ベートーベンのピアノソナタを聴きながら、劇団ひとりのゴッホがしっかり見られるのもなんだかな…。
まぁ、屋内使用がそもそも…なのだろうけど、そうも謳ってないから不評を買ったろうなぁ…。そうであっても、なかなかイイ音に変わらないところが不思議である。テキトーにエンコードしたMP3なんかの粗も判るし、クラシックなんか、気付かなかった人為的なノイズ…控えた咳払いとか、技師の座り直した衣擦れなんかがしっかり聴けたりするし…。どんな録音なんだ…って話だが…廉価版のアソートみたいなアルバムには多かったりする…。それも「ライブ」なんだけどね。
いじり甲斐があるぜぇ…。むひひ…。遮音性の向上と、妙な響きの排除を両立させれば、かなりイイ感じに変わると思う。特に、この厚みがあってスッキリ聞こえる低音はPRO5MSには無かったモノだし、このまま活かせれば素敵っ!
鉛でも貼るかななぁ…。綿でも詰めるかなぁ…。メラミンかぁ…、と、考えるのが楽しくなるんである。むひひ…。
うち1台には、最近知った「超低音サイン波拷問」みたいなエージングを試している。周波数の低いサイン波をPCで作り、大音量で送ると、ドライバーが通常では有り得ないほど動くのである…。これによって、エージングを短時間で済まそうって方法なのだが、うっかりすると1発でヘッドホンやスピーカーが壊れるコトも多々あるだろうから、じわじわ…と、サディスティックに…が鉄則だろう。人間の耳じゃ感じ取れないだろう周波数なので、大音量であってもやかましいコトは無いし、通常の使用では考えられない動きをしているので、確かにエージングには都合がいい。ドライバーが小さいヘッドホンでは、普通のスピーカーほどその動きも判らないので注意が必要だが「ぶぉー…」っと、音ともつかない振動が出て来れば立派に拷問しているコトになるんである。
そうした「拷問」が気兼ねなく出来るのも¥490だから…。
まぁ、効果の程はどうなんだか、このヘッドホンでは今のトコロ判らないが、ほどほどにしておかないと間違いなく壊れるだろう方法には違いないので、注意されたし…。
とまぁ、何かと「むひひ…。」なのである。しかし、今までシェーバーしか手にしてこなかったメーカーだけど、ヘッドホンは穴場だったなぁ…。
シェーバーで思い出した…。それ用の電源コードも買ったんだっけ。これ¥48。標準価格は¥550らしく、ジョーシンでは¥495だったモノ。ジョーシンのラベルがそのまま付いているので間違いない。¥480でなく、¥48なのだから驚きを通り越して呆れてしまうが、そこが物流のマジックのひとつなんだろう。これも「むひひ…。」である。
そんなワケで、ここ数日「むひひ…。」で、幸せ…だったりする…。
PHILIPSの『SBC HP100』で、定価は¥4000だが、¥498…。見るからにプラスチッキーだし、今風のデザインとも思えない微妙な感じだが、それなりには音もでるだろうから、TV用にでも…ってコトで…。
ググっても出て来ないので、相当古いんだろうと思う。未使用未開封で新品な状態なのだが、案の定、イヤーパッドは劣化し放題で、表面はべろべろ…。あまりにべろべろなので、キレイに剥がしてやったら、あたかも「最初からこーだった…」的なキレイさに。見た目には問題が無さそうに見えるトコロが怖いが、これは仕方ないんだなぁ…。CD屋の視聴機についてるヘッドホンのアレはこーだったんだなぁ…。…お…。同様にべろべろなZ900にもこの手は使えるかな…。
この辺は¥498なので、心おきなくやってのけたりするが、定価近くで買ったとしたら、頭に来るトコロだろうね…。
さて、聴いてみると…
「あら? あららら…!」
全然悪くない。もっとスカスカとか、中がすっかり抜けたドンシャリ…なんてのを想像していたのだけれど、時折妙な響きが現われる以外は悪く感じない。厚みのある低音はそこそこ深い音も出てるし、籠もった感じもなければ、スッキリ聞こえるし、分類すれば「ドンシャリ」だろうと思うが、定価でもこの音なら「アタリ!」じゃなかろうか。
そう思ったんで、追加で2個買ってきた。
こうした形でしか市場に姿を見られないし、補修部品ももう無いだろうから、半ば使い捨て…ではあるけれど、そうも出来る値段なのがウレシイ。
エージングする必要も無いだろうと思うくらいにイイ!音が出ちゃってるから、驚きである…。音に関して大きな不満もなくそのまま箱出しで使える…なんてのは初めてだし。
…良いところばかりではない…。
全体的におチープ感の漂うヨーロッパデザイン…。見た限りで金属的なトコロが皆無である…。DJスタイルにはならないし、コンパクトにもならない。
その辺はまだいい。密閉式とも開放式とも謳っていないが、聴いてる音がほぼそっくり外にダダ漏れ…。適度な音で聴いていても、端から見れば…
「アイツ、絶対耳逝っちゃってるぜぇ…」
的な、熱い視線が注がれるだろうコト必死。当然、遮音性も皆無で、密閉式なスタイルで開放式な開放感を得られちゃう。TVの音なんかそのまま聞けちゃうし。
ベートーベンのピアノソナタを聴きながら、劇団ひとりのゴッホがしっかり見られるのもなんだかな…。
まぁ、屋内使用がそもそも…なのだろうけど、そうも謳ってないから不評を買ったろうなぁ…。そうであっても、なかなかイイ音に変わらないところが不思議である。テキトーにエンコードしたMP3なんかの粗も判るし、クラシックなんか、気付かなかった人為的なノイズ…控えた咳払いとか、技師の座り直した衣擦れなんかがしっかり聴けたりするし…。どんな録音なんだ…って話だが…廉価版のアソートみたいなアルバムには多かったりする…。それも「ライブ」なんだけどね。
いじり甲斐があるぜぇ…。むひひ…。遮音性の向上と、妙な響きの排除を両立させれば、かなりイイ感じに変わると思う。特に、この厚みがあってスッキリ聞こえる低音はPRO5MSには無かったモノだし、このまま活かせれば素敵っ!
鉛でも貼るかななぁ…。綿でも詰めるかなぁ…。メラミンかぁ…、と、考えるのが楽しくなるんである。むひひ…。
うち1台には、最近知った「超低音サイン波拷問」みたいなエージングを試している。周波数の低いサイン波をPCで作り、大音量で送ると、ドライバーが通常では有り得ないほど動くのである…。これによって、エージングを短時間で済まそうって方法なのだが、うっかりすると1発でヘッドホンやスピーカーが壊れるコトも多々あるだろうから、じわじわ…と、サディスティックに…が鉄則だろう。人間の耳じゃ感じ取れないだろう周波数なので、大音量であってもやかましいコトは無いし、通常の使用では考えられない動きをしているので、確かにエージングには都合がいい。ドライバーが小さいヘッドホンでは、普通のスピーカーほどその動きも判らないので注意が必要だが「ぶぉー…」っと、音ともつかない振動が出て来れば立派に拷問しているコトになるんである。
そうした「拷問」が気兼ねなく出来るのも¥490だから…。
まぁ、効果の程はどうなんだか、このヘッドホンでは今のトコロ判らないが、ほどほどにしておかないと間違いなく壊れるだろう方法には違いないので、注意されたし…。
とまぁ、何かと「むひひ…。」なのである。しかし、今までシェーバーしか手にしてこなかったメーカーだけど、ヘッドホンは穴場だったなぁ…。
シェーバーで思い出した…。それ用の電源コードも買ったんだっけ。これ¥48。標準価格は¥550らしく、ジョーシンでは¥495だったモノ。ジョーシンのラベルがそのまま付いているので間違いない。¥480でなく、¥48なのだから驚きを通り越して呆れてしまうが、そこが物流のマジックのひとつなんだろう。これも「むひひ…。」である。
そんなワケで、ここ数日「むひひ…。」で、幸せ…だったりする…。